ハンバーガー屋の内装工事を徹底解説！費用やデザインのポイントも紹介

ハンバーガーはファストフードの代表的な存在です。

自身でも、人気が出るハンバーガー屋を開業したいという方は少なく無いでしょう。
人気のハンバーガー屋を開業するためには、適切な内装工事は必要不可欠です。

この記事では、ハンバーガー屋の内装工事にかかる費用を始め、デザインのポイントや物件の選び方などを紹介していきます。

目次
ハンバーガー屋の内装工事にかかる費用は？
必見！ハンバーガー屋における内装デザインのポイント
開業する物件の選び方！
内装工事の業者選びにおけるポイント2選！
まとめ

ハンバーガー屋の内装工事にかかる費用は？

内装工事にかかる費用は、その業種における平均的な坪単価で知ることができます。
坪単価とは、内装工事で発生した費用を一坪（3.3㎡）あたりで割り算出した値です。

ハンバーガー屋を含む飲食店の内装工事費用は、一坪あたりおおよそ30～50万円が相場といわれています。
例として、20坪のハンバーガー屋を開業する際には、600～1000万円の工事費用がかかると想定しておくと良いでしょう。

内装工事費用の相場に幅がある理由は、工事内容などによって金額が異なるためです。
素材のグレードにこだわって工事をした場合は、当然ながら内装工事の費用は上がります。

また、ハンバーガー屋を開業した後のランニングコストは、最低でも毎月50万円以上かかるとされています。
充分な貯蓄を残しておかなければ、開業後の経営を圧迫してしまう恐れがあるでしょう。

通常、開業後のランニングコストは半年分程度貯蓄しておくことが良いとされています。
最低でも300万円は資金を残しておけるように、工事会社と相談してみましょう。

必見！ハンバーガー屋における内装デザインのポイント

人気のあるハンバーガー屋を目指すには、内装デザインにこだわることも大切です。
下記の3点を意識して、どのような内装にするのかを考えておきましょう。

1. 壁や床は汚れが目立たない素材を選ぼう
2. 周辺の店舗をチェックしよう
3. 動線を意識しよう

1.壁や床は汚れが目立たない素材を選ぼう

ハンバーガー屋は、飲食店の中でも気軽に利用しやすいというのが大きなメリットです。
反面、その利用しやすさが影響し、他の飲食店よりも汚れやすい傾向があります。

食事を楽しむ場所である飲食店は、清潔感があることが何よりも大切です。
壁や床は汚れが目立たない素材を選ぶことで、清潔感をより高めることができるでしょう。

また、ほとんどのハンバーガー屋は、厨房にフライヤーなど油を使用する厨房設備を設置しています。
床の素材を意識せずに決めてしまうと、油汚れによって転倒してしまうことも考えられます。

床の素材を決める際には、汚れの目立ちにくさだけでは無く滑りにくさを意識しておくこともポイントです。

2.周辺の店舗をチェックしよう

ハンバーガー屋を新たに開業する際には、周辺に競合となり得る店舗が無いかをチェックしておくことが大切です。

チェーン店舗が多いバンバーガー業界では、ライバルとなる店舗が周囲に存在している可能性は高いと考えられます。
競合店とメニューや価格帯が被ってしまっていた場合、顧客の奪い合いとなり充分な利益を出せない恐れがあるでしょう。

反対に、他のハンバーガ屋と客層が被らないような店舗を作ることができれば、人気を集め充分な利益を生みだせるとも考えられます。
差別化ができるように、周辺店舗チェックは怠らないことがポイントです。

また、差別化を図る方法は、メニューや価格帯の調整だけではありません。
内装のデザインが大きく異なればお店の印象も変わるため、客層の重複を防ぐこともできます。

デザインを決める際にも、他の店舗がどのような内装をしているか調べておきましょう。

3.動線を意識しよう

内装を決める際には、デザインだけでは無く動線も意識しておきましょう。

ハンバーガー屋は、他の飲食店よりも顧客の回転率は高い傾向があります。
道が狭く動きづらい店舗であると、快適にお店を利用することができません。
利用者の満足度を高め、効率よくお店を回せるように動線を確保しておきましょう。

また、動線を意識しておくべき箇所は顧客が食事をするスペースだけではありません。
厨房の動線に配慮しておくこともポイントの一つです。
動きが最適化されている厨房を作ることができれば、メニューの提供をスピーディに行うことができるでしょう。

効率を高めるためには、どのような内装にすれば良いのかを考えることも大切です。

開業する物件の選び方！

ハンバーガー屋を開業する物件の種類は、主に「居抜き物件」と「スケルトン物件」があります。
それぞれ異なる特徴があるため、違いを把握した上で物件を選びましょう。

費用を抑えたいなら居抜き物件

居抜き物件とは、以前までその店舗で使われていた内装が残っている物件です。

それらの内装は自身が開業した後も使用することができるため、内装工事にかかる費用を大幅に抑えることができます。
必要な工事も少なく済むので、開業までの時間を短縮することもできます。
工事の費用を抑え、スピーディに開業したいと考えている方は、まず最初に居抜き物件の利用を検討してみましょう。

注意点として、居抜き物件を使用する場合、内装のデザインはテナントの状態に大きく左右されます。
設備も古くなっている可能性があるため、物件の状態は入念に確認した上で物件を選びましょう。

デザインに凝りたいならスケルトン物件

スケルトン物件とは、コンクリートがむき出しになっている何もない状態の物件を指します。

スケルトン物件は居抜き物件よりも数は多いことから、物件を見つけるまでの時間を抑えることもできるでしょう。
物件数が多いことで、開業を希望している地域に出店できる可能性を高められることもメリットです。

また、内装のデザインをゼロから自分で決められるため、より理想に近いハンバーガー屋を開業できる可能性があります。
デザイン性が高いハンバーガー屋を開業したい方は、スケルトン物件の利用がオススメです。

ただし、スケルトン物件は内装工事の費用が居抜き物件よりも高い傾向があります。
スケルトン物件の利用を検討している方は、予算に充分なゆとりを持っておきましょう。

内装工事の業者選びにおけるポイント2選！

ハンバーガー屋の内装工事は、専門の業者に依頼して行います。
実際に工事を行う際には、下記の2点を押さえておきましょう。

1. 予算を決めた上で依頼しよう
2. 見積もりは複数取ろう

1.予算を決めた上で依頼しよう

ハンバーガー屋の内装工事をする際には、あらかじめ予算を決めた上で依頼をしましょう。

内装工事にかかる費用は、使用する資材や工事内容によって大きく変動します。
極論をいえば工事費用に上限はないため、予算を決めておかなければ、想定よりも高い見積もりになることも少なくありません。

反対に、予算を決めておくことによって、予算内で工事ができるような提案をしてもらうこともできるでしょう。
開業後の経営にかかるコストを考えて、適切な予算を確保しておくことも大切です。

また、どうしても予算が具体的に決まらないという場合は、専門知識がある相手に質問するのも一つの方法です。
どの程度の予算を設けておくべきなのか相談したいという方は、内装広場までお気軽にご相談ください。

2.見積もりは複数取ろう

内装工事の見積もりは、可能であれば2～3社に見積もりを依頼しておくと良いでしょう。

見積もりを複数社から取ることによって、自身が希望している工事を行ったときの相場を適切に把握することができます。
必ず実施するべき工事もわかるため、必要最低限の工事を依頼して費用を抑えることも可能です。

また、工事にかかる期間も業者によって異なります。
開業を急いでいる場合は、より早く工事を依頼できる業者を見つけられるというメリットもあります。

まとめ

ハンバーガー屋の内装工事を行うには、一坪あたり30～50万円程度の費用がかかります。
開業後のランニングコストを残せるように、適切な予算を用意しておくことが大切です。

ハンバーガー屋は、多くの方から人気を集めている飲食店の形態です。
理想を実現できる業者を見つけられるように努めていきましょう。