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ホテルの部分改装について解説!注意点や申請できる補助金は?

更新日:2024.01.23

新型コロナウイルスの感染拡大によって、業績が低下してしまったホテルは少なくないでしょう。
業績を向上させる手段の一つとして、ホテルの部分改装が挙げられます。
では、ホテルの部分改装を行う際には、どのような点を把握してけば良いのでしょうか?

この記事では、ホテルの部分改装にかかる費用や申請できる補助金、メリットなどを紹介していきます。

【目次】

ホテルの部分改装にかかる費用は?

まず最初に、ホテルの部分改装にかかる費用を見ていきましょう。

ホテル業界では、客室の部分改装を行うケースが多く見られています。
客室の壁紙・床の張り替えや照明器具の取替など、簡単な模様替えであればおおよそ50万円で工事ができることもあります。

注意点として、ホテルの部分改装は、依頼する内容によって費用に幅があります。
仕切りの解体などを伴う大幅な工事であれば、200万円程度の費用がかかることもあるでしょう。
また、フロントや浴室はホテルによって広さが異なるため、一概に費用を算出することは困難です。

詳細な費用が気になる方は、専門の業者に見積もりを依頼してみましょう。

 

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ホテルの改装で申請できる補助金・助成金

ホテルの部分改装にかかる費用は工事規模によって変動しますが、決して安いと言い切れる金額ではありません。
部分改装の費用負担を抑えたいと考えている方は、補助金や助成金の活用を検討してみましょう。
ホテルの部分改装に使用できる補助金は、主に以下の2つが挙げられます。

  • 事業再構築補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、売り上げが低下した企業を支援するために設けられた補助金です。
申請する際には、コロナ禍への対応として、新たな取組みを進める必要があります。
例として、ホテルの一部をコワーキングスペースとして改装する場合には、申請の条件に該当すると考えられるでしょう。

補助金額は従業員数によって異なり、従業員数が20人以下の場合は100万円から2000万円の支援を受けることができます。

参考:中小企業庁 事業再構築補助金

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者の販路開拓をサポートし、生産性の向上を支援するための補助金です。
ホテルなど宿泊業の場合は、常時使用する従業員数が20人以下であれば小規模事業者に該当します。
対象経費にはウェブサイト関連費や広報費などがあり、改装の費用も含まれています。

通常枠の場合、補助率は対象経費の3分の2となっており、最大で50万円の補助を受けることが可能です。

参考:日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金

ホテルを改装するメリット

ホテルの改装工事を行うことには、さまざまなメリットがあります。
工事を行うべきか迷っている方は、今一度どのようなメリットがあるのかを把握しておきましょう。

  • 収益の向上を図れる
  • 従業員のモチベーションを高められる
  • 古い部分を新しくできる

収益の向上を図れる

ホテルの部分改装を行うことによって、利用者の満足度をより高めることができます。

居心地の良いホテルを造ることができれば、利用者の増加による収益拡大を図ることが可能です。

また、客室や浴室などが新しいということは、ホテルのアピールに繋がる訴求要素にもなります。
近年はコロナ禍で収益が低下したホテルが、改装工事によって利用者の増加を図るケースが増えています。

従業員のモチベーションを高められる

部分改装によって恩恵を受けるのは、ホテルの利用者だけではありません。
工事によってホテルのデザイン性が向上すれば、従業員のモチベーションは向上するでしょう。

働きやすさを意識した改装を行えば、作業効率を高めることも可能です。

作業を行う側の視点で、どのような形で工事を行うのがベストであるか検討してみましょう。

古い部分を新しくできる

設備の老朽化を感じた場合は、部分改装を検討するべきタイミングです。
長年使用している設備は、どれだけ丁寧に扱おうとも時間と共に劣化が進んでしまいます。

古い設備が残り続けていると、業務効率や顧客満足度の低下につながる恐れがあります。

設備を新しいものに変えられることは、部分改装を行う大きなメリットといえるでしょう。

ホテルの改装における注意点

ホテルの改装工事を行う際には、下記の3点を意識しておきましょう。

  • ローンは組めないケースが多い
  • 費用対効果を意識しよう
  • スケジュールにはゆとりを持とう

ローンは組めないケースが多い

ホテルの改装工事には多額の費用がかかるため、ローンの利用を検討しているという方もいるでしょう。
しかし、ホテル業界に限らず、改装工事では基本的にローンを組むことができません。

ホテルの改装工事を検討している場合は、あらかじめ資金を確保しておくことが重要です。

資金の負担が大きく工事に踏み出せない際には、補助金の活用も検討してみましょう。

費用対効果を意識しよう

ホテルの内装工事を行うことによって集客率が高まれば、利益の向上を図ることができます。

しかし、店舗の改装に費用をかけすぎてしまうと、かえって負担の方が大きくなることも考えられます。

客室の改装を行う場合には、工事にかかった時間分だけ部屋を使用することができないため、一時的に利益が低下することもあるでしょう。
改装によって発生するコストを把握して、利益を生み出せるのかを考慮することも大切です。

スケジュールにはゆとりを持とう

ホテルの改装工事には、工事内容によっては数ヶ月程度の期間を要します。
依頼する業者の選定や打ち合わせにも時間がかかるため、思い立ったらすぐに行えるというわけではありません。
改装工事を行う際には、スケジュールにゆとりを持った上で進めていきましょう。

早めに工事を終わらせたいという方は、デザインと工事を一括で行える業者に依頼することをおすすめします。

ホテルの改装を成功させるポイント

ホテルの改装を成功させるには、下記の2点を意識しておくと良いでしょう。

  • 清潔感を第一に改装工事を行う
  • 見積もりは複数の業者から取る

清潔感を第一に改装工事を行う

ホテルの改装を行えば見た目が新しくなるため、清潔感を高めることはできます。
しかし、改装によって掃除がしにくいレイアウトになってしまうと、清潔感を維持することは困難です。
レイアウトの変更が伴う改装を行う際には、掃除を行いやすいような配置を意識することもポイントです。

壁紙の張り替えなどを行うときは、汚れが目立ちにくい色合いを意識するのも良いでしょう。

見積もりは複数の業者から取る

ホテルの改装を依頼する際には、複数の業者から見積もりをとると良いでしょう。
1社のみに見積もりを依頼した場合は、適切な相場観を把握することが困難です。

複数の業者に見積もり依頼をすれば、見積書から相場観を掴みつつ比較検討することができます。

また、複数の業者とやり取りをすることによって、より自分の希望に近い提案をしてくれる会社を見つけられる可能性も高まるでしょう。
可能であれば2~3社程度から見積もりを取り、比較検討を行うことをおすすめします。

まとめ

ホテルの部分改装を行うためには、工事内容によって数十万から数百万円程度の費用がかかります。
予算を充分に設けた上で、工事を業者に依頼しましょう。
資金の負担が大きいと感じる場合は、補助金などを活用することもポイントです。

また、ホテルの改装を依頼する業者が決まっていないという方は、内装広場までお気軽にお問い合わせください。

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