オフィスドアの種類はどれくらいある?選び方は素材や機能で決まる!
更新日:2024.01.23
オフィスドアをリフォームしたいけれど、どんな種類があるのか、何を選べば良いのかよく分からないですよね。
オフィスのドアは、入り口や出口を表す以外に、部屋の持つイメージを表現する役割を果たしています。
顧客情報が集約しているセキュリティーが必要な部屋や、プライバシーが必要なお客様との商談の部屋など、目的と用途によりドアのタイプも変わってきます。
オフィスドアの種類やタイプにより、重要な部屋なのか気軽に入れる部屋なのか判別できるように選ばれているのです。
オフィスにドアを設置する場合、企業のイメージに合った雰囲気にしたり、その部屋の意味を表すドアを設置したりします。
オフィスドアの種類によって得られる効果を想定して、ドアを選ぶことが大切です。
この記事では、オフィスの室内にはどのような種類のドアがあるのか、屋外にはどのような種類のドアが適しているのか徹底解説します。
オフィスドアの選び方!
オフィスドアの種類が多くて、どれを選んで良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。
オフィスドアの選び方は4つのポイントがあります。
セキュリティで選ぶ
オフィスには、顧客情報や重要な企業情報を管理しなくてはなりません。
セキュリティ対策をしている企業は、来社する関係者からも信頼されるメリットがあります。
機能的には、入退室の管理、カードリーダーの読み取り、指紋認証などがあり防犯効果があります。
セキュリティを強化したい部屋には必要でおすすめします。
デザインやカラーで選ぶ
オフィスのイメージに合ったデザインやコーポレートカラーを使用するなど、コンセプトを意識したドアを選ぶことが大切です。
ドアノブで選ぶ
オフィスの各部屋の用途や人の出入りの多さで、使いやすいドアノブを選ぶことでスムーズで楽に入退室ができます。
人の出入りが多い部屋には、開けやすいプッシュ式のドアノブがおすすめです。
素材で選ぶ
オフィスのエントランスは、クリアなガラス製がおすすめです。
来社される関係者の人たちをお出迎えする最初の入り口なので自動ドアや開き戸が似合うでしょう。
部屋の中が見える方が良いなら、ガラス入りのステンレス製ドアやスリットガラスが入った木製ドアも高級感があっておすすめです。
非常口や倉庫などは、スチール製のドアが適しています。
オフィス室内ドアのタイプ別種類を紹介!
オフィスの室内で使用されているドアの種類はたくさんあり、種類も豊富でタイプもさまざまです。
デザイン優先のドアや機能性重視のドアなど目的と用途によっても多種多様です。
どのような種類のオフィスドアがあるのか紹介します。
フラッシュドア
フラッシュドアは、パネルドアとも呼ばれ一枚板の最も一般的で安価なドアです。
ガラスが入っていないので、部屋の中が見えない方が良い場合はこのドアが適しています。
低コストなのでコストを抑えたい場合はおすすめです。
ガラスドア
ガラスが入っているため、部屋の中が見えるタイプです。
全面ガラスや上部のみなど、メーカーや製品によりガラスの範囲はさまざまです。
透明でクリアなガラスと磨りガラス調のスモークガラスがあり、用途によって使い分けができます。
部屋の中の様子がうかがえるので、オープンな感じに見えます。
スリットドア
スリットガラスが縦に入っているタイプで、スリットの位置はさまざまですが中央か両サイドのどちらかに入っているデザインです。
スタイリッシュでオシャレな雰囲気があり、品格のある木製ドアに似合います。
スライドドア
真横にスライドさせ開閉する引き戸のことを指します。
開き戸の開閉スペースを有効に使うことができる特徴があります。
倉庫など大きな開口が欲しい場合や、人の出入りの激しい部屋にはスライドドアが便利なのでおすすめです。
パーティションドア
パーティションドアとは、基本的には間仕切りのパーティションに組み込まれており、人が出入りできるドアのことを指します。
広い部屋を分割して使用する場合におすすめです。
自動ドア
オフィスの入り口に使われることが多く、来社される方に良い印象を与えるドアです。
自動で開閉するので、荷物の持ち運びの時や大人数が出入りする場合に便利です。
自動ドアは強化ガラスで作られていて防火性能の高い製品です。
コストは高くなりますが、高級感があり企業のイメージアップにも繋がります。
室内の専用自動ドアもあり、フラッシュドアやガラスドアなどあらゆるタイプに対応可能です。
オフィス室内ドアの素材別種類を紹介!
オフィスのドアは、どのような素材で作られているのか解説します。
鉄やステンレス、アルミなどで枠が作られてガラスが入っているドアもあったり、木製や強化ガラスのみのドアもあります。
それぞれの素材で好みのオフィスドアを選びましょう。
軽量スチールドア
スチールドアは、最も多く使われている一般的なドアです。
軽量の芯材に溶融亜鉛メッキ鋼板を張り合わせた構造で、軽量なうえ堅牢です。
片開き、親子開き、両開きの各タイプにガラリやスリット、窓付きなどバリエーションも豊富にあります。
タイプ別では、フラッシュドア、ガラスドアもあります。
ステンレス製ドア
ステンレス製のドアは、オフィスビルの室内、屋外どちらにもよく使われています。
枠の部分がステンレス製で耐火強化ガラスが入っています。
基本のパターンとして、片開き、親子開き、両開きに加え片引き、引分もあり多彩なバリエーションと開放的ですっきりとしたデザインです。
アルミ製ドア
アルミ製のドアは、オフィスの室内でよく使われています。
アルミ枠に強化ガラスが入っているタイプでどこにでも使える汎用性のあるドアです。
アルミ製なので軽量で開け閉めが簡単なため、人の出入りが多い部屋に多く使われています。
アルミサッシのメーカーからも販売されています。
ガラス製ドア
枠が無くガラス100%のドアもあり、衝撃に強い強化ガラスを使用しています。
おしゃれでスタイリッシュなデザインのオフィスには、イメージが合うのでおすすめです。
木製ドア
オフィスドアは、スチール製やアルミ製枠にガラス入りなどが多いですが、木製のドアを販売しているメーカーもあります。
高意匠で品格のあるデザインがあり、クールでシンプルなオフィスに木目調のドアが落ち着いた雰囲気を演出します。
タイプ別では、フラッシュドア、ガラスドア、スリットドアがあり、スタイリッシュなデザインが魅力です。
オフィス室内ドアの性能別種類を紹介!
オフィスの室内ドアは、安全性を重視したあらゆる性能を備えたドアがあります。
地震などの揺れや衝撃に対する性能であったり、火災対策である防火性能や防煙性能があります。
デザイン性だけではなく、セキュリティや災害に対してもオフィスドアは、対応する必要があります。
オフィスドアを性能別にどのような製品が必要なのか解説します。
耐熱強化ガラス製ドア
ステンレス枠との組み合わせで防火試験に合格し国土交通大臣認定を取得しているドアです。
火災時の高熱にも耐えられるガラスは、簡単には割れない構造で安全で安心です。
防火ドア
オフィスの部屋の入り口ではなく、廊下など通路に設置されています。
万が一の火災時に自動閉鎖して火災の延焼を防止します。
防音ドア
声や音が漏れては困るような会議室や商談スペースに適していて、ホテルのドアにも採用されています。
また、騒音が発生する機械がある機械室などにも役立っています。
防煙ドア
エレベーター前など遮煙性能が必要な場所に設置し、防火折れ戸や防火開き戸のタイプがあります。
万が一の火災時に煙を止める役割があり、安全性が確保できる製品です。
オフィスドアの屋外ドアの種類を紹介!
オフィスの屋外に使用されているドアには、どの場所にどのようなドアが設置されているのか紹介します。
重量防火スチールドア
オフィスの屋外には、大きな機材や荷物の搬入口に使われるドアがあります。
大抵は、セキュリティー対策と防火性能を重視したドアが多く、重量防火スチールドアが用いられていることが多いです。
バールなどでこじ開けられたりしないような、頑丈で重いドアと火災の安全性を重視したドアが裏口や搬入口には理想的です。
その他には、従業員専用口に使用されているドアがあります。
このドアも搬入口と同じく人通りは正面より少なくなることもあり、セキュリティーと防火性能を重視した重量防火スチールドアが多く使用されています。
ガラス製自動ドア
オフィスの屋外に使用しているドアには、オフィスビルの玄関口のドアがあります。
ガラス製の自動ドアかステンレス製の枠に強化ガラスが入っている自動ドアです。
オフィスビルの顔ともいえるエントランスなので、綺麗で明るくクリーンなイメージのガラス製ドアが適しています。
ドアのタイプは、引き分けや片開きなど、開き方の種類はスペースに応じたドアが選ばれています。
オフィスビルの正面玄関は夜間のセキュリティー対策としてシャッターが設置されていることも多くあり安全性が必要です。
自動ドア二重引き戸
オフィスビルの玄関口に使われることが多く、強化ガラス製で一般の引き戸に比べ1.3倍の開口をあります。
開口が広いため大きい荷物や大人数の出入りが容易にできるメリットがあります。
ワイドオープン自動ドア
オフィスビルのエントランスに使われることが多く、強化ガラス製で通常の2倍に全面開放することができる自動ドアです。
開口が広いため大きい荷物や大人数の出入りが多い場所に適しています。
自動ドア円形引き戸
オフィスビルのエントランスに使われることが多く、強化ガラス製でドアの形状が円形になっており、開閉タイプは、引き分けと片引きの2種類です。
形状が円形でデザイン性があり、エントランスに適したインパクトのあるドアです。
ガラス製開き戸
ステンレス製、アルミ製の枠で強化ガラスが入っている開き戸です。
小規模のオフィスの玄関に使われていることが多く、店舗などにも採用されている一般的なドアです。
オフィス内が外から見えることで、オフィスの様子や雰囲気が伝わります。
回転ドア
オフィスビルのエントランスは、自動ドアが多いですが回転ドアもよく採用されています。
回転ドアのもさまざまな種類があり、回転する仕切りが4枚タイプや3枚タイプ、仕切りが1枚の2ウイング回転ドアなどがあります。
個性的なドアで、出入りが容易にできないためセキュリティにも効果があるといわれています。
まとめ
オフィスの室内、屋外で使われているドアを徹底解説してきました。
オフィスのドアは、質感ひとつで雰囲気を大きく変え、働いているスタッフのモチベーションを上げたり、来社されるお客様に企業のイメージをアピールするポイントでもあります。
木製のオシャレなスリットガラスの入ったドアであったり、ガラス製のドアはシンプルなのに高級感があり企業の存在感を感じさせます。
オフィスビルのエントランスには、クリアでバリエーション豊富なガラスの自動ドアが似合います。
また、オフィスには、防火ドアや耐熱ガラスドア、防煙ドアや頑丈な重量スチールドアなどセキュリティや災害時にも対応した高性能ドアも必要です。
さまざまなオフィスの形態があり、それぞれのオフィスに似合うオフィスドアを選ぶことが重要です。