整骨院を開業する場合の内装工事箇所と費用を紹介!
更新日:2024.01.23
みなさんは、整骨院の開業を検討されたことはありますでしょうか。
日常生活において蓄積された疲労や、急激な動作に伴う節々の損傷など、それらを癒すために整骨院の利用者は増加傾向にあると言えるでしょう。利用者の増加に伴って、整骨院の開業を考える人は多くなっているのではないでしょうか。
本記事では、整骨院を開業するにあたっての注意するポイントや各種費用などについてご説明したいと思います。
整骨院における内装工事を成功させるために抑えるポイントについて
整骨院を成功させるためには、どこに注意すれば良いのでしょうか。ポイントを理解することなく整骨院の内装工事に着手してしまうと、せっかく開業したのに客入りが悪くなってしまってすぐに閉店しなければならないような最悪の事態も想定できます。
ここでは、整骨院における内装工事を成功させるためのポイントをご説明したいと思います。
清潔感と安心感について
整骨院の内装に関するデザインにおい、最も気を付けなければならない事項は来院する人たちが整骨院に対して訴求している点を理解して再現しなければなりません。
そのポイントが、清潔感と安心感です。整骨院とは、体の変調を治すところであると同時に施術を受ける場所でもありますので清潔であり、来院した人たちに安心を与える空間でなければなりません。清潔感があってリラックスできる空間を創出するための内装デザインに配慮するようにしてください。
雰囲気について
昨今、整骨院の数は街中において非常に増えています。
数多ある整骨院の中から、整骨医院を利用しようと考える人たちは何を基準として判断するのでしょうか。もちろん、施術の良し悪しは言うまでもありませんが、最初はその整骨院で瀬術を受けたことがないのが当然ですから、腕の良し悪しで整骨院を選ぶわけではありません。
答えは、第一印象の雰囲気なのです。
薄暗い雰囲気の整骨院とおしゃれで清潔感がある整骨院では、大多数の人たちが後者の整骨院を選択するでしょう。このように、整骨院の雰囲気とは客入りに直結する項目であるため非常に配慮する必要があるのです。
柔らかな印象について
整骨院とは、病院とは違った位置づけにあります。病院にも清潔感はありますが、堅苦しいイメージがあると思いませんか。このイメージを整骨院に当てはめて見ると、堅苦しい雰囲気の整骨院にはあまり入りたくないと考える人が多くなっています。整骨院では、清潔感は上述したように大切ですが、病院のような堅苦しい雰囲気にならないよう注意しなければなりません。
整骨院における内装工事の費用について
整骨におけるの内装に関する費用はどのようにして考慮すれば良いのでしょうか。
一番分かりやすい相場は、敷地面積に対する坪数が何坪あるかを調べて、坪当たりに内装工事に関する費用を掛け算することによって算出するケースが多くなっています。
そのようにして相場を確認することから、必然的に敷地面積が小規模となる整骨院は内装工事に関する費用が安価になり、敷地面積が大規模となる整骨院は内装工事に関する必要が高額となる傾向が顕著になります。内装に関する費用をどれだけ確保しているかを考慮して、整骨院の敷地面積をどの程度で開業するのかご検討頂きたいと思います。
ここからは、グレード別の坪数に応じた平均坪単価をや費用を抑えるためのポイントについてご説明したいと思います。
通常のグレード
特殊性のない、一般的な整骨院の開業を考えているのであれば、内装に関する費用は坪単価20万円~30万円程度を想定頂ければと思います。
少し内装に配慮したグレード
一般的な整骨院とは少しだけ違ったデザインとした整骨院の内装にしたいと考えているのであれば、内装に関する費用は坪単価40~50万円程度を想定頂ければと思います。内装も多少のこだわりを見せつつ、外壁や床材に少しアクセントを付けると一般的な整骨院よりも高い費用が必要となります。
ハイグレード
一般的な整骨院とは一線を画したデザインとした整骨院の内装にしたいと考えているのであれば、内装に関する費用は坪単価50万円以上かかるものだと想定頂ければと思います。
デザインに対してこだわりを持っているのであれば、内装もおしゃれで高級感のあるものとしなれけばなりませんし、室内のレイアウトにも配慮しなければならないため、内装に関する費用は高額となってしまいます。
費用を抑えるためには
整骨院の内装に関する費用は、グレードによって異なることは上述したとおりです。やはり、内装工事に関する費用はそれほど安くない印象を持った方は多いのではないでしょうか。
整骨院を開業するにあたって潤沢な予算があれば良いですが、限られた予算の中で開業をしようとするとどこかで費用を抑えなければなりません。
ここでは、費用を抑えるためにできることをご紹介したいと思います。
金額交渉
整骨院の内装工事は、直営でするのではなく工事会社に依頼して行う場合がほとんどとなっています。工事開始やに依頼した際、どの程度の費用が必要となるのかを確認するために見積書をもらいます。見積書の内訳は、材料費・人件費・技術管理費・現場管理費などといった構成になっています。材料費などは、工事会社も右から左へと流れて行く予算ですので手もとに利益はほとんど残りませんが、人件費・技術管理費・現場管理費などの経費に関する部分については、会社の利益を出すための思想が入っています。その部分については価格交渉の余地がありますので、工事会社と金額交渉をすることをおすすめします。
妥協点を探す
自分自身が整骨院を開業するときに、妥協できる母音とと妥協できないポイントを明確に認識しておくようにしましょう。工事会社から提出される見積書を複数もらうことによって、自分の妥協できる内装工事内容を決定するのです。
具体的には、次のような見積書を取得することをおすすめします。
- 自分が考えている整骨院の理想全てを網羅した見積書
- 自分が考えている整骨院の理想とする内装に関して優先順位を決定し、全体の何割かまでを網羅した見積書
- 自分が考えている整骨院の開業するにあたって最低限の内装を実施した見積書
このように、見積書に差を付けることによって自分の理想の達成具合と必要となる予算が明確化できます。
居抜き物件を見つける
整骨院を開業する際、完全な新築物件にゼロから内装工事を施工するとなると多額の予算を投じなければならなくなってしまいます。新築物件では、レイアウトなども自由に設定できることから非常に自由度は高いですが、その分内装工事に関する費用も高額となってしまいます。
そこで、費用を抑えると言う観点から考えると、居抜き物件かせ非常におすすめです。射貫き物件とは、設備・什器備品・家具など前所有者が使用していたものを一新せずに、そのままで売買や賃貸借される物件のことを指しています。主に飲食店・旅館・店舗などで居抜き物件は多く見られてます。居抜き物件の最大のメリットは、設備などを新規で購入する必要がないことから初期にかかるイニシャルコストを相当抑えることができる点です。また、設備を発注して納品されるまでの期間を必要としませんので、開業手続き等を済ませればすぐにでも営業を開始できる点もおすすめポイントです。
なお、デメリットとして挙げられるのは、内装に当初から制限が発生してしまいます。すでにあるレイアウトをそのまま使用することを前提としますので、自分が思い描いている動線などを確保できないケースもあります。また、設備については全所有者から使用しているものですので、経年劣化は否めません。間違いなく新品よりは寿命が短いと断言できますので、メンテナンスなどに要するランニングコストが高くなってしまう可能性がありますので注意が必要です。
相見積の取得
整骨院の内装工事に関する費用を記載した見積書は、複数社からもらうようにしましょう。1社だけでは言い値となってしまいますし、要する費用の妥当性も検証できません。複数社から見積書を提出してもらうことによって、内装工事に要する費用の妥当性も検証できますし、要する費用に対して競争性を発現できることから、より良いものを安価に施工してもらうことができます。
整骨院の敷地面積に配慮する
内装工事に関する費用は、整骨院の敷地面積に起因する坪数によって決定されます。
内装工事の費用は坪数とリンクしますので、予算オーバーだと感じたら開業する整骨院の敷地面積をもう少し小さなところに変更されることをおすすめします。
仮に、敷地面積を大きいままとして内装工事費を安くしすぎてしまうと、整骨院の中がみすぼらしくなってしまい、結果的に客入りも悪くなってしまうという悪循環に陥ってしまいますので注意が必要です。具体例としては、敷地面積を1から2坪程度小さくしただけで20万~50万円程度は安くなる可能性は高くなっています。
デザインのこだわり
どのような整骨院にするかというコンセプトに起因します。
実用性メインとなる整骨院であれば、デザイン性にあまり配慮した内装にしなくとも、十分客入りは期待できるでしょう。どちらかと言えば、内装よりも立地条件に注意した方が良いと言えます。とはいえ、他の整骨院と違いを見せることによって客入りに影響しないとも言い切れませんので、要所においてデザインのこだわりを見せると良いのではないでしょうか、全体的にではなく、あくまで一部にこだわりを見せることによって他店舗と差別化できますし費用についてもそれほど高額とならずに済むでしょう。
まとめ
ここまで、整骨院を開業するにあたっての注意するポイントや各種費用などについてご説明させていただました。
今後、整骨院の開業を検討されておられる方にとって少しでも本記事がお役に立てたのであれば幸いです。