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焼肉屋を開業する場合の内装工事箇所と費用を紹介!

更新日:2024.01.23

みなさんは、焼肉屋の開業を検討されたことはありますでしょうか。

老若男女、焼肉が大好きな人はたくさんいます。友人と一緒に食べる機会もあれば家族で食べることもあるでしょう。私たちの食生活において、なくてはならないものとして位置づけされています。

本記事では、焼肉屋を開業するにあたっての注意するポイントや各種費用などについてご説明したいと思います。

目次

 

焼肉屋における内装工事を成功させるために抑えるポイント

焼肉屋には、他の飲食店とは違い焼肉屋だからこその特異性があります。

そのため、他の飲食店と比較すると開業費用が高くつきやすい傾向にあります。また、せっかく来てくれたお客さんを一元さんとするのではなく、常連さんとするためにも味が美味しいことはあたりまえとして、設備や内装が充実していないと客足を延ばすことはできません。

ここからは、焼肉屋として内装工事を成功させるためのポイントについてご説明したいと思います。

内装について

まずは、焼肉店の内装工事において必ず把握しておきべき要素である「ターゲット」と「清潔感」について見ていきましょう。

ターゲット

内装で重要なのは、呼び込むお客さんのターゲットをどこに設定するのかを明確にすることです。

焼肉屋の細かな分類は一括りにすることができず、食べ放題を売りとする比較的安いお店から松坂牛や神戸牛といった高級なお肉を提供する焼肉屋まで、様々となっています。

形態が豊富な焼肉業界で成功するためには、お客さんのターゲットを絞り込むことから始めなければなりません。

高級なお肉を提供することを売りとする焼肉店であれば、お店を構える場所にも配慮する必要があります。

内装についても安い感じに仕上げるのではなく、さながら高級レストランを彷彿とさせるような上質な雰囲気としなければなりません。

一方、食べ放題といった大衆を対象とした格安を売りとしている焼肉店であれば、敷居の高い雰囲気とするのではなく誰もが気軽に入れるような内装にすることが重要です。

ターゲットを明確にしたお店の雰囲気を重視した内装とすることによって、お客さんもお店のコンセプトが分かりますので、客足も伸びるようになるでしょう。

清潔感

清潔感は、焼肉店の内装工事にて非常に重要な要素です。

焼肉店では、厨房で焼いたお肉を提供するだけでなく、お客さんが各々のテーブルで自分自身でお肉を焼くため、基本的にはお店全体に油が飛び散ることが想定されます。

そのため、煙で壁が汚れることもありますし、お店全体に焼肉の臭いが充満することもあるでしょう。

焼肉店では、そのような飲食のスタイルであることから、常に汚れや臭いに対して看過しなければなりません。飲食店では清潔感が保たれていないと、どれだけ味が美味しくてもお客さんが来てくれることはないでしょう。

そのため、常に汚れや臭いがあることを念頭において、壁及び床などの素材は汚れにくいものとしたり、仮に汚れが付着してしまったとしてもあまり目立たない内装にすることを心掛けなければなりません。少し暗めのシックな内装とすることによって、汚れが目立たない工夫を施すことをおすすめします。

内装工事のポイントについて

ここでは、焼肉店の内装工事を実施する際に押さえておきたいポイントを2つ紹介します。

汚れに強い素材を選択する

焼肉屋の内装づくりのポイントとして気を付けなければならないことは、お肉を調理しているときに発生する油及び煙をどれだけお客さんが不快と感じないように処理するのかにかかっています。

排気に関する工事を実施することは当然として、お肉を焼くときに発生する油汚れが壁及び床にごびりつかないよう、簡単な水ぶきなどですぐに汚れが取れるような汚れに強い内装の素材をチョイスするようにしましょう。

ここで重要なのは、耐久性及び機能性に対する品質が悪い安価な素材は絶対に選ばないようにしてください。

焼肉屋を開業する時には、様々な諸費用が発生しますので少しでも費用を抑えたいと考える気持ちは分かります。

しかし、最初に投資するイニシャルコストを抑制しすぎると、壁及び床などが油汚れなどにおいて数年程度で傷んでしまいます。

結果的に、お店の中の清潔感が保てなくなってしまいますのでクロスなどの張替えが必要となります。

クロスの張替頻度が高いことによってランニングコストはどんどん高騰していくますので、結果的に当初のイニシャルコストで必要だった費用以上のランニングコストがかかってしまうこととなってしまうのです。

他種類の飲食店と比較するとお客さんが座っている席の周辺に油が飛び散りやすい特徴がありますので、必ず汚れに対して耐久性があり水拭きなどで簡単に汚れが落とせる素材を選ぶようにしましょう。

内装工事の見積もりは2社以上から取る

焼肉店の内装工事を行う際には、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

業者の見積もりを複数取ることで、自分が希望している条件で工事をした場合の相場観を把握することができます。加えて、デザイン性が高く実績のある施工業者を見つけられる可能性も高まるでしょう。

工事を依頼する施工業者を探している方は、ぜひ一度内装広場にご相談ください。内装広場では、お客様が希望している条件に合わせて、施工業者を無料で最大3社紹介いたします。

焼肉屋における内装工事の費用について

人気のある焼肉店とするためには、上述したようなポイントを抑えなければなりません。

それでは、実際に焼肉店の内装に関する工事に要する費用はどの程度必要なのでしょうか。

ここからは、具体的な焼肉店に関する内装工事の費用相場についてご説明したいと思います。

内装工事の費用について

焼肉店を開業するための費用は、立地・坪数・物件の種類などにも起因しますが、概算金額としては約1,500万円程度もの予算が必要であると言われます。

内装の工事に関する費用は、一般的に坪単価において産出することができます。平均的な相場では、1坪あたり30万から50万程度となっています。

壁及び床などの内装に関する工事については、坪単価で約30万円前後となっていますが、汚れに強かったり損傷しにくい内装の素材をチョイスすると、坪単価が50万円程度になるといったイメージです。

具体的な算出事例では、40坪の焼肉屋を開業するにあたって、ある程度は内装に高級感を持たせたような配慮をすると約50万×40坪= 2,000万円程度の予算が必要と言うことになります。

工事費用に関する注意点

焼肉店の内装工事をする際には、おおよそ1500万円程度の費用が必要です。

しかし、実際に焼肉屋の内装工事に関する必要の見積もりは、物件等の諸条件によって大きく異なります。

焼肉店とは、他の飲食店に無い特徴を持っており客席にはお客さんが自分自身でお肉を焼いてもらうための七輪やコンロを設置しています。

また、お肉を焼くために必要な設備はお店によって異なりますが、お肉を焼くという性質上、必ず煙が発生します。

この煙を適切に処理するため、排煙するために必要となるダクト及び空調設備が必須となります。

飲食店においては、料理を作るための厨房設備が一番費用が必要であるとされていますが、焼肉店においては厨房だけ留まらず各テーブルに七輪及びコンロなどのお肉を焼くために必要な器具であったり、排煙するためのシステムを構築しなければならないため、通常の飲食店と比較すると多額の費用が発生します。

なお、テーブルの設備や排煙設備に要する費用の概算額は次のとおりです。

  • ダクト工事:1台100,000円以上
  • 無煙ロースター:1台200,000円以上
  • 店舗の排煙設備設置:2,000,000円以上

設備について

付帯設備とはどのようなものなのでしょうか。焼肉屋を営むうえで必ず必要となる電気・ガス・水道といった物件に必ず備わっている設備のことです。焼肉店として開業するときに、必ず確認しておかなければならない付帯設備のポイントについてご説明たしいと思います。

ガス及び電気における契約容量について

ガス及び電気については、使う設備によって適切に対応している容量をチョイスするようにしましょう。

設置しているコンロが電気式を採用している場合においては、お客さんの席単位でコンロを設置することを想定するととても多くの電力を使用することとなってしまいます。

内装に関する工事を施工するにあたって、対象となる物件の電気契約がどのようになっているのかを必ず確認するようにしてください。電機が必要な容量を満たしていなければ内装工事を施工するときに並行して電機に関する工事も施工するようにしてください。

これは、電気だけに限らずガスの場合においても同じです。焼肉屋を開業した後に、改めて容量変更を実施すると使わなくても良かった費用まで支出しなければならなくなってしまいます。

そのことを考慮して、焼肉屋の内装工事を行っている当初の段階であれば、内装工事の一部として取り扱って施工してもらえますので、必ず行うようにしてください。

排水機能及び排煙機能について

焼肉屋は、水まわりに関する設備も非常に多く使用することから、排水に関する設備も充実しているのかどうかを確認するようにしましょう。

特に排水に関する部分は入念にチェックするようにしましょう。排水によって詰まり及び漏れが発生すると、水まわりが全く使えなくなってしまいますので、焼肉屋として維持することができなくなってしまいます。

焼肉屋として料理の提供に致命傷を与えてしまうとともに、安全な衛生を確保できなくなってしまいますので、食中毒といった実害が及ぶ可能性も高くなります。

また、焼肉店ならではの特徴に起因する排煙に関するシステムが一番大切となります。

排煙機能が滞りなく発揮されていなければ、お店の中は煙だらけとなってしまい食事どころではなくなってしまいます。

また、ゆっくりと食事を楽しむこともできないうえ、自分が着用している衣服に焼肉の臭いが強烈に付着してしまうため、客足は遠のいてしまうでしょう。

なお、焼肉屋の店舗を構える自治体によっては、排気に関する設備の設置について各種基準が設けられていることがあります。

排気効率がどのようになっていて、それらが自治体の決定している基準を満足しているのかを必ず確認するようにしてください。確認のタイミングは、付帯設備と一緒がおすすめです。

まとめ

ここまで、焼肉屋を開業するにあたっての注意するポイントや各種費用などについてご説明させていただました。

焼肉屋では、この飲食店にしかない特徴がありますのでそれらに特化した対策を講じなければなりません。上述したような、各種ポイントを適切にご理解頂きたいと思います。

今後、焼肉屋の開業を検討されておられる方にとって少しでも本記事がお役に立てたのであれば幸いです。