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小さなカフェ開業のコツと内装のアイデア、デザインのポイント教えます!

更新日:2024.02.28

スペースは狭いながらも落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごせる小さなカフェ。

 

リラックスタイムを求めてカフェに訪れる方に至福の時間を与えます。そんな人から好かれる空間を作り出すには内装も重要なポイントになります。

この記事では、小さなカフェを成功させるコツと内装工事で気をつけることを解説します。

 

小さなカフェの大きな魅力

 

小さいからこそのメリット

限られた空間で営業しているからこそ、お客さんと店員との距離が近いアットホームなカフェになるのがメリットです。親密なコミュニケーションが可能になることによって、お客さん1人1人に寄り添ったサービスを提供できることが他のカフェにはない大きな魅力となります。温かく、親しみやすい空間は常連客の獲得につながりやすいです。

また、費用面でもメリットがあります。面積が小さいため、少ない初期投資と運営コストで開業できる点です。物件の間取りの小ささや、必要となるインテリアの数を抑えられることから低予算での開業が可能となります。少人数経営が可能なため人件費の削減にもつながり、全体を通して費用を抑えられるでしょう。

 

小さなカフェの間取り

「小さいカフェ」とは言ってもどれくらいの大きさのカフェが「小さいカフェ」と呼ばれるのかあまりピンときませんよね。

一般的に「小さいカフェ」は8~15坪程度を指すとされています。

カフェの席数の目安としては大体1坪当たり1.5~2席になるため、設置できる席数は12席~30席ほど。

 

限られた席数だからこそ、アットホームな雰囲気を作り出せると言ったメリットはあるものの、来客数も比例して限られてきてしまうため、売り上げが思ったように伸びないなんてこともないとは言い切れません。そういった事態を避けるために、初期費用に余裕がある分、物件を好立地に構えると良いかもしれません。人通りの多いところにカフェを構えることで集客が望めます。

 

小さなスペースを生かすコツ

 

限られた間取りだからこそ「小さなカフェ」ではスペースをどう活用するかが重要になってきます。ここではそんな上手なスペースの活用方法や、広く見せる方法についていくつかご紹介させていただきます。

 

・座席の配置を考える

カフェでの時間をリラックスして楽しむためには、空間作りが非常に重要です。特に小さなカフェでは、1人で来店される方が多いため、席と席の間隔を適切に保ち、プライバシーを尊重する配置にすることが求められます。席同士、適切な間隔を保つことで、隣にいる人の様子が気にならず、ゆったりとした時間を過ごせます。

また、小さなカフェにはカウンター席の設置もあるといいでしょう。カウンター席はスペースを最大限に活用できるほか、個人利用のお客さんに適した作りとなっています。

小さなカフェでは、限られたスペース内でお客様に快適な体験を提供することが求められています。カウンター席の活用や適切な座席配置によって、お客様1人1人が求める居心地の良さを実現し、カフェ独自の魅力を最大限に引き出せるようにしましょう。

 

・壁を活用する

限られた空間でもおしゃれな空間にはしたいですよね。

小さなスペースでも、壁を上手に使えば、見た目も機能性もアップします。壁掛け棚やフックを利用することで、収納スペースを増やし、店内をすっきりと見せることができます。壁掛け棚やフックで収納を増やし、「見せる収納」をしてみましょう。コーヒー豆や自家製の焼き菓子など、商品を魅力的に見せることができます。カフェらしいおしゃれさを演出するだけでなく機能性もしっかりと併せ持っているのがポイントです。

さらに、機能性重視だけでなくとも、装飾品によって個性を出すのも良いでしょう。

例えば観葉植物。空気の浄化やリラックス効果が見込めますが、置くとなると場所をとってしまいます。そんな時、壁掛けの観葉植物を使えば、床の場所をとることなく、空間に緑を加える事ができますよね。壁掛けポスターやスワッグなどがあっても華やかさをプラスできるほか、よりおしゃれさを際立たせることも見込めます。

 

・開放感を作り出す。
小さなスペースでも開放的な印象を与えるためには、明るい色の使用、透明感のある家具の選択、鏡の利用が良いでしょう。自然光を多く取り入れることで、空間を明るくし、広がりを感じさせることができます。窓は大きいものにするか光を取り込みやすくするため、窓近辺に背の高い家具を置かないようにするといいでしょう。不要な家具や装飾品を減らし、すっきりとしたレイアウトにすることで、空間を広く見せることができます。

また、鏡は光を取り込んで部屋を明るくするほか、空間に奥行きを出すことができ、空間を広く見せるのにはうってつけのインテリアです。

 

抑えておきたいデザインポイント3選

 

カフェのデザインは、来店するお客様の心に残る重要な要素です。

居心地の良い空間にするだけでなく、また来たいと思ってもらえる空間作りを心がけましょう。

以下に、小さなカフェをデザインする上で抑えておきたいポイントを3つ紹介します。

 

色を選ぶ

小さいカフェでは開放感を出すためにも内装に使う色の選択は重要です。特に面積の大部分を占める壁、床は明るい色を選ぶことで空間を広く見せられる効果があります。

白やアイボリーは特に空間を広く見せてくれるだけでなく、清潔感を感じさせるほか、アクセントカラーが何色でも合いやすいためおすすめです。ベージュやグレーなどの無彩色であっても落ちつきを感じさせる空間を演出することができます。次に、インテリア類に使うアクセントカラーは落ち着いた色合いを基調とすると良いでしょう。落ち着いた色でまとめることでリラックスできる空間を作り出します。

コンセプトやターゲットに基づき、どのような印象をお店に対して持ってほしいかということを踏まえ、色の選択をするようにしましょう。

 

照明の工夫

照明は、カフェの雰囲気を決定づける重要な要素です。

開放的な空間に見せるためには、自然光を最大限に活用するのが良いでしょう。自然光の入らない夕方以降や曇天時には、間接照明を活用した柔らかく暖かな雰囲気の演出がおすすめです。
照明器具の選択は、小さなカフェの雰囲気作りにおいて中心的な役割を果たします。

カフェの雰囲気に適した照明器具を選ぶことで、温かみのある居心地の良い空間を作り出し、お客様に快適な時間を提供できます。ここではいくつかの照明器具をご紹介いたします。

 

ペンダントライト:天井から吊り下げるタイプの照明で柔らかい光が特徴です。

読書スペースやカウンター上のような特定の箇所のみを照らすことができます。デザイン性の高いものが多いため、テーブルやチェアなどのインテリアがさっぱりしすぎているように感じる場合は照明器具にデザイン性を持たせるのも良いでしょう。

 

 

ブラケット照明:壁に取り付けるため場所をとらないのがポイントです。

間接照明として使われており、上向きに照らすものには天井を高く見せる効果があります。柔らかな光でリラックスした雰囲気を醸し出すことができるのが特徴です。特に、暖色系の光を選ぶことで、夜間にカフェをより暖かな、居心地のいい空間にすることができます。

 

テーブルライト:個々の席に集中的な照明を提供するのに適しており、読書や作業をする際に適しています。

デザイン性も高く、照明器具自体がインテリアの一部として、空間に華やかさをもたらすことができるでしょう。

各テーブルに1つ置くとしても空間全体で見たときに十分な明るさにはならないため、別の照明器具と併用するようにしましょう。

 

照明器具を選ぶ際には、省エネ性や耐久性も考慮することが重要です。

LEDライトは、従来の白熱灯や蛍光灯に比べてエネルギー効率が高く、長持ちするため、運営コストを抑えることができます。

さらに、LEDライトは発熱が少なく、カフェ内の温度を快適に保つことができるため、おすすめです。

 

家具の選び方・配置

家具の選択と配置は、カフェの空間利用の効率性だけでなく、お客様が過ごす空間の快適さにも大きく影響します。

先にも述べましたが、小さなカフェでは、限られたスペースを最大限に活用しつつ、お客様に快適な空間を作ることが重要です。お客様にとっても従業員にとってもスムーズな動線を作ることで、空間を広く見せることができます。

使用するインテリアは最小限に留め、圧迫感のある高さのあるものはなるべく選ばないようにしましょう。

座席エリアでは、テーブルと椅子をプライバシーを保ちつつ、通路が狭くなり過ぎないように配置することが求められます。小さいカフェの場合には特に中央部分の空間を設け、座席全体を壁際に配置することで奥行きを作り出すことができます。

さらに、カフェの窓際には、自然光を最大限に享受できる席を設けることで、読書やリラックスしたいお客様に最適な空間を作り出すことができます。

このように、家具の配置に工夫を凝らすことで、小さなカフェでもお客様が快適に過ごせる、機能的で魅力的な空間を実現することができます。

 

集客力を高めるために

 

小規模なカフェは小さいが故に、なかなか入りにくい印象を持たれてしまったり、見つけてもらえないことが危惧されます。

そんな時のために集客力を高める方法についてご紹介します。

 

SNSを活用した宣伝

SNSを利用して、カフェの魅力を伝えることが重要です。

開業前からSNSによって発信しておくことで、スムーズな開業につなげることができます。また、開業後でも写真の投稿を参考にして来店してくれるお客さんも中にはいらっしゃいます。写真映えするようなメニューや、店内の内装にすることで、お客様の関心を引き、新規顧客の獲得につながるでしょう。

 

限定メニューやイベントの開催

季節ごとの限定メニューや特別なイベントの開催は、カフェに話題性をもたらし、集客力を高めます。例えば、地元の食材を使った限定メニューや、アットホームさを利用したワークショップなどを企画することで、リピーターを増やすことができます。

資金とのバランスを考えてクーポンなどの配布をするのも良いかもしれません。

 

口コミを促す仕掛け

SNSと被る部分はありますが、お客様が自然と口コミをしてくれるような、特別な体験を提供することが、集客力向上の鍵です。例えば、常連となったお客様1人1人に合わせたカスタマイズメニューの提供や、記念日にはサプライズ演出を行うなど、お客様の心に残るサービスを心がけましょう。

満足したお客様が自然と口コミをしてくれることで、新規顧客の獲得につながります。

 

内装工事の際の注意点

 

内装のデザインが決まった後は、業者に内装工事の依頼をしましょう。
業者に依頼する際のポイントは、以下の2つが挙げられます。

 

内装デザインと施工を同じ業者に依頼する

相見積もりを取る

 

内装デザインと工事を同じ業者に依頼する

内装工事の業者を探す際には、デザインと工事を一括で依頼できる会社を探しましょう。
デザインと工事を一緒に依頼すれば、それぞれ個別に探す手間を抑えることができます。

業者同士が連携して作業をできるため、スムーズな内装工事を実現することもできるでしょう。

加えて、予算に合わせてデザインを考えてもらえるので、想定よりも費用が高くなる可能性を抑えることもできます。

 

相見積もりを取る

内装工事を依頼する際には、複数の業者から見積もりを取ることもポイントです。

見積書が複数あれば工事金額を比較することができるため、適切な相場観を知ることができます。
業者ごとの対応も見れるので、相性の良い会社に出会える可能性も高められます。

可能であれば、2~3社程度から見積もりをとり、比較してどこに依頼するのか検討してみましょう。

 

まとめ

 

小さなカフェの開業には空間を広く見せ、集客をするための工夫が重要となってきます。

内装の工夫には特に注意して、予算内で理想の空間を作り上げることが成功の鍵です。

 

親しみやすい独自の工夫でお客様に愛されるカフェを目指しましょう。

 

業者がまだ決まっていないという方は、内装広場までお気軽にご相談ください。
豊富な施工実績を持つ会社から、お客様の希望にあった業者をご紹介いたします。