ホテル内装画像1

ホテルを開きたいけど、内装工事にはどんな施工が必要なのか、開業まではどのような流れのか、不安な方が多いと思います。
そんな不安を「内装広場」が独自に解説します。

ホテル内装のポイント

ホテルの内装で重要なポイントは、「清潔感」「快適性」「統一感」です。
ホテルはお客様がリラックスできる空間であることが求められます。
エントランスから客室に至るまで、不潔な場所が1ヶ所でもあるとストレスとなりますので、清潔感はホテル内装の必要最低限のハードルと言えるでしょう。

また、リラックスしてホテルを利用するには、滞在する空間が快適でなければなりません。
利用客のターゲット層を想定して、必要と思われれる設備を備えましょう。
ビジネスホテルであれば、PCを充電できるコンセント、Wi-Fiがあれば便利でしょう。

次に、ホテルは非日常に満ちた宿泊体験を提供する場でもあります。
体験の質を高めるには、一つのコンセプトに貫かれた空間の統一性が肝になります。
加えて、内装デザインの他にもサービス内容、接客対応まで含めてコンセプトを統一することで、ホテルのアイデンティティや非日常体験の質は格段に上がります。

内装の色味や素材、照明・採光をコントロールして上質な空間を作ります。

ホテル内装の流れ

1.打ち合わせ
建物の基礎工事をしている時点で、内部設計の打ち合わせやプレゼンテーションを行います。

2.設計・製造
内容が固まったら、レイアウトやインテリア商品の設計・試作をします。

3.モックアップルーム施工・検査
大きなホテルの場合には、本番の施工の前に「モックアップルーム」を設計します。
モックアップルームとは実寸模型で、内装や設備・照明に至るまで実際の客室を再現したものです。
マンションのモデルルームのようなものですが、モックアップルームは関係者間のみに公開されます。

4.商品製造
内装やインテリアが決定したら、家具や調度品の用意をします。
既製品を使用する場合もありますが、デザインが特殊な場合は特注で製造します。

5.搬入工事
建物自体が完成すると、内装工事に入ります。
床・壁・天井、造り付け家具、家具・調度品の順に仕上げられていきます。

6.オープン
外観、内装ともに仕上がったらオープンです。
スタッフの教育は建物の建設中から行われます。
各施設の使い方などを知るため、実際の客室や宴会場でもトレーニングが行われます。
スタッフ、建物双方が整い次第、オープンします。

ホテル開業に必要な手続き

ホテルの開業にあたっては、「営業許可申請書」を提出します。
開業予定地の都道府県にある、旅館業法担当窓口で相談してください。
あわせて、施設の図面や手数料なども用意します。

次に、保健所の施設調査を行います。
構造設置基準を満たしているかを判断するため、立ち入り検査が実施されます。
営業許可証が交付されたら、開業できます。
申請書の提出から許可証が交付されるまでは数週間~数カ月程度かかります。

開業後は衛生管理が義務付けられます。
自治体の条例などで定められる衛生管理基準を調べておきましょう。