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オフィス内装工事の内容と流れを詳しく徹底解説!坪単価も紹介!

更新日:2024.01.23

近年、オフィスの内装は、さまざまな素材やあらゆる工法を用いる施工が多くなっています。
間仕切りや壁、床の工事、LAN回線やOAフロアの施工まで、それぞれの受け持つ担当業者を選定し多くの手配が必要で一層複雑化されています。
その他、オフィスのレイアウト設計や移転、退去する場合の原状回復工事を考慮すると、限られた時間と予算の中で進行させていかなくてはなりません。
これらの複雑化したオフィスの内装工事に対して、理想のオフィスを構築するにはしっかりとした計画と早めの対応が必要です。
この記事では、オフィス工事の内容と流れ、坪単価も徹底解説いたします。

 

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オフィス内装工事で大切なポイント

オフィスは企業の顔でもあり、企業イメージを表現する場所でもあります。
初めて来社するお客様や関連業者の人、面接を受けに来る人など、さまざまな人たちが訪れます。
綺麗なオフィスは、イメージも良く働くスタッフも生き生きと見えるはずです。
また、打ち合わせしやすい会議スペースを作ることにより、お得意先や仕入れ先との商談もスムーズに行うことができるでしょう。
そのようなオフィスや事務所にすることが、企業のイメージを向上させます。
人が行き交う場所なので綺麗で明るいイメージを意識した内装工事が必要です。

オフィスの居抜き物件とスケルトン物件

新しくオフィスや事務所を構える際に、物件選びも重要なポイントの一つです。
空室で募集しているテナント物件の中から、居抜き物件を選ぶかスケルトン物件を選ぶかによって費用が変わります。
居抜き物件とは、以前のテナントの設備が残してあり、再利用が可能な物件のことです。
以前もオフィスか事務所で使用していたならば、空調設備や消防の設備が備わっていることが多く、カーペットなどの床材や照明なども再利用することができます。
スケルトン物件とは、床材や壁、天井などの内装が全て撤去されて、原状回復された物件のことです。
空調や電気設備のやり直しが必要な工事内容になるので、費用と時間がかかります。
費用を抑えるなら、居抜き物件を上手く利用した工事内容で計画することがポイントです。

オフィス内装工事の流れ

オフィスの内装工事は、長期間に渡りさまざまな作業が必要になります。
それぞれの工事内容によって、担当する業者が入れ替わり作業を進めていく中で、トラブルのないように思い描いたオフィスに完成させなければなりません。
工事の流れを知っておくことで、スムーズに工事を進めることができます。
オフィスの内装工事の大きな流れを解説します。

1.コンセプトの明確化

オフィスの内装工事を行う際、最初に企業イメージに合ったコンセプトを明確にする必要があります。
オフィスを作るにあたって、スタッフの働きやすさや作業効率を考え、方向性を決めていくことが重要です。
部署間の仕切りを無くすことや、手軽にミーティングができるスペースを設置するなど、スタッフが働きやすい環境を作ることも視野に入れましょう。
職種によっても条件は変わりますが、個人的に作業をするデスクとミーティングしながら作業できるスペースを上手くレイアウトし、作業効率を意識した動線を確保することがポイントです。
そうすることにより、社員のモチベーションが上がり、会社としても生産効率のアップが期待できます。
理想のオフィスを完成させるには、コンセプトを明確にすることが重要です。

2.業者の選定

オフィスの内装工事をどの業者に依頼するのか決めるポイントは、オフィスや店舗デザインを専門に行っている知識と経験が豊富で実績のある業者を選びましょう。
業者によって得意な分野が異なるため、コンセプトを理解して工事を進めてくれる業者を探すことが大切です。
業者との信頼関係が最も大切なので、相性の良いことも重視し仕事を任せられる業者に依頼しましょう。

 

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3.内装デザイン・レイアウト設計

内装業者が決まれば最初の打ち合わせの内容は、どのような内装デザインにするのか設計を行います。
まずは、ざっくりとしたイメージを伝え、参考になるような画像などあれば資料として打ち合わせに使用しましょう。
業者は提案材料にしてくれるので、早い段階で依頼者の意向を理解することができます。
具体的なこだわりがあったり、使用したい家具や床材の色やイメージ、全体の雰囲気など理想のオフィスを具体的に説明しておくことが必要です。

4.工事着工

内装デザインやレイアウト設計に基づき工事を着工します。
工事期間の目安は、規模にもよりますが1ヶ月〜3ヶ月程度の期間と想定しておきましょう。
それぞれの工事範囲に対する仕様なども細かく確認し、間違いが無く工事が進むように業者との打ち合わせや現場確認を怠らないように進めていくことが重要なポイントです。

5.インフラ整備・家具配置

内装工事がある程度進むと、各種のインフラ整備を工事していく必要があります。
水道・電気・ガスをはじめOA機器の導入による回線の整備などを行います。
次にオフィス家具をレイアウト設計に基づいて配置していきます。

6.引き渡し

引き渡し前に業者の担当者と立会いの最終チェックを行い、問題がなければ引き渡しになります。このような流れでオフィスの内装工事は進みます。
トラブルの無いように業者の担当者とは、何度も打ち合わせを繰り返し現場をチェックすることが重要なポイントです。

オフィス内装工事の具体的な内容

実際にオフィスの内装工事を依頼するときには、具体的にどのような工事内容があるのでしょうか。
オフィス内装工事の作業内容を大きく分けると、建築内装工事と設備工事に分けられます。
それぞれの工事の内訳を詳しく解説します。

建築内装工事

建築内装工事とは、天井や壁を作り、床にはフロアタイルやタイルカーペットを敷く作業やドアの取り付け、壁のクロス仕上げなどのいわゆる基本的な箱を作る作業があります。
具体的にどのような工事があるのか解説していきます。

仮設工事

仮設工事は、工事を安全に行い進行させていくための養生や足場を設置する工事で最初に行います。

軽鉄下地・ボード工事

石膏ボードを使用し、天井や壁の基本となる下地を作る工事です。凹凸が無いように表面はフラットにする必要があります。

内装工事

床はフロアタイルやタイルカーペットなどの床材を敷く作業があり、天井や壁はクロスなどで仕上げる工事です。

建具工事

玄関ドアや室内ドアなど建具ドアを取り付ける工事です。

パーティション工事

オフィス内を業務ごとに区切るために、スチール製やアルミ製のパーティションで間仕切り壁を設置する工事です。

設備工事

設備工事とは、電気関係である照明器具を取り付ける工事や空調関係のエアコン設備、給湯室のキッチンやトイレなど水廻りの工事のことです。

電気設備工事

照明器具やコンセント、配線などの電気設備全般の工事です。

空調換気設備工事

エアコンや換気関係の空調設備を設置する工事です。

給排水工事

キッチンやトイレなど水廻り関係の給排水の設備工事です。

消防工事

火災警報設備や避難設備など防災に必要な設備を設置する工事です。

オフィス内装工事の坪単価

オフィスの内装工事の流れと具体的な工事内容などを踏まえて、工事の費用と坪単価を解説します。
スケルトン物件や新設のオフィスビルなど、オフィスを新設する場合と居抜き物件などの以前オフィスだった場所をリフォームする場合では、全く金額が異なりますので新設とリフォームを想定した坪単価を見ていきましょう。

オフィスを新設する場合

新設オフィスビルや何も無い状態のテナントにオフィスを新設する場合、内装工事の坪単価は20〜40万円程度が相場とされています。
この価格にオフィス家具やオフィス機器など必要な費用がプラスされます。
特に注意が必要なのは、原状回復されたスケルトン物件で、この場合は設備や内装を全てやり直す必要があり設計契約費といわれる費用が加算されることもあります。
予算を安く抑えたい場合は、居抜き物件を選択することをおすすめします。

オフィスをリフォームする場合

居抜き物件であれば以前の設備をそのまま利用できる利点があります。
工事内容を減らすことができるため、大幅に予算を縮小することが可能です。
照明やタイルカーペットなど以前のままで使えるのであれば、新規で購入する必要もなくなります。
オフィスの居抜き物件をリフォームする場合の坪単価は、10〜30万円程度が相場です。
使用する材料のグレードによって費用は変動しますが、オフィスを新設する場合よりも安い費用で内装工事が可能です。

オフィス内装工事以外の費用

オフィスを新設する場合や移転する場合、かかる費用は内装工事費だけではありません。
新しいオフィスに必要な契約に関わる費用や、移転であれば今まで使っていた物件を引き払う場合も費用が必要です。
オフィスの内装工事費用以外にかかってしまう費用について解説します。

オフィスの保証金

新しいオフィスを借りる場合には、契約時に保証金を支払う必要があります。
物件を契約する場合に予算に組み込んでおくことが必要で、物件によって違いはありますが月額賃料の10ヶ月分程度がひとつの目安になります。
初期費用がかなり必要となるので予算を組む際は、漏れのないように注意しなければなりません。

転居するオフィスの退去時の費用

今まで使用していたオフィスを退去する時にかかる費用は、廃棄物の処理費用と原状回復費です。
廃棄物の処理費用は、2tトラック1台でおおよそ5〜8万円程度の目安で予算に入れておくことが必要です。
原状回復費についてもさまざまですが坪あたり約3〜10万円程度なので確認しておかないと予算オーバーになってしまう可能性もあります。

他には、移転する場合の引っ越し費用や新たなオフィス家具の購入費用、電話回線工事費用やインターネット工事費用などが必要です。

まとめ

オフィスの内装工事の内容と流れや坪単価など解説してきました。
内装工事以外にも目に見えない費用が、思った以上にかかる事がありますので予算はしっかりと漏れの無いように組んでいかなければなりません。
予算を抑えるために家具の選び方もよく考え、スケルトン物件の場合はコンクリートの質感を生かした内装にするなど工夫した内装工事にすることも重要です。

 

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