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学校の内装工事について解説!費用やデザインのポイントは?

更新日:2024.01.23

学校の内装工事では、床・壁紙の張り替えやパーテーションの設置など、内容は多岐に渡ります。
内装工事にかかる費用が解らなければ、実施するのを踏み留まってしまうこともあるでしょう。
また、内装工事を依頼する際には、どのような点を意識して施工業者を決めれば良いのでしょうか?

この記事では、学校の内装工事にかかる費用を始め、デザインのポイント・業者選びのポイントを紹介していきます。

【目次】

学校の内装工事にかかる費用

学校の内装工事にかかる費用は、依頼する工事内容によって差があります。
目安となる費用を知るためにも、それぞれの工事にかかる費用相場を把握していきましょう。
ここからは、学校の内装工事にかかる費用を工事内容別に紹介していきます。

床の張り替え

学校の床材は、傷が付きにくいよう耐久性に優れた素材を使用する必要があります。

小学校や中学校などの教室では、多くの場合「無垢フローリング」の床材を使用するでしょう。
無垢フローリングとは、1本の木から切り出した素材を使用した床材です。
無垢フローリングは、薄く切った素材を張り合わせた複合フローリングと比較すると、耐久性に優れているというメリットがあります。
費用は複合フローリングよりも高くなる傾向がありますが、人の出入りが多い学校ではより良い素材を使用することが重要といえるでしょう。

無垢フローリングへの張替え費用は、使用する素材などによって幅があります。

目安ではありますが、おおよその費用相場は1㎡あたり1~4万円程度といわれています。

この費用を、学校の教室に当てはめて考えてみましょう。
学校における教室の広さは、平均で64㎡であるといわれています。
つまり、教室の床をすべて張り替えた場合は、おおよそ64~256万円程度の費用がかかると考えられます。

パーテーションの設置

学校の内装工事では、必要に応じてパーテーションを設置することもあるでしょう。
パーテーションとは、空間に仕切りを作るための簡易的な壁を指します。

通常の造作壁を設ける場合、軽量鉄骨での骨組みといった工事が必要なため、それに応じた費用がかかります。
パーテーションは造作壁よりも簡単に設置できることから、費用を抑えて仕切りを設けることが可能です。

パーテーションには主に「スチールパーテーション」と「アルミパーテーション」の2つがあります。
スチールパーテーションはアルミよりも重量があり、遮音性などに優れています。
反対に、アルミパーティションはスチールほど遮音性などに優れていませんが、軽量で費用が安価という点がメリットです。

パーテーションの設置費用は設けるパネルとドアの数によって異なります。
例として、ここではパネル4枚とドア1枚を設置した際の費用相場を見ていきましょう

アルミパーテーションを設置する場合、目安の工事費用はおおよそ15万前後です。
スチールパーテーションでは少し費用が高くなり、おおよそ18万前後とされています。

注意点として、実際にはパーテーションの一部をガラス素材に変更するなどもあるため、費用が相場と異なることもあるでしょう。

壁紙の張り替え

壁紙の張り替えに発生する費用は、張り替える面積と使用する素材によって幅があります。
ここでは、会社のオフィスで使用されるような壁紙を使用した際の費用を見ていきましょう。

壁紙の張替え費用は、1㎡あたりおおよそ1000~1500円程度と言われています。

また、壁紙の張り替えを一部のみ行ってしまうと、張り替えた場所のみが新品になるため違和感が生じてしまいます。
張り替えを行う際には、ある程度まとめて依頼することをおすすめします。

トイレの内装工事

学校におけるトイレの交換時期は、おおよそ10~20年とされています。
経年劣化を感じ始めた場合は、トイレの改装工事も行いましょう。

工事にかかる費用は、他と同じく工事の内容によって異なります。
新たに1台増設する場合は、目安として50万円程度の費用はかかるでしょう。

和式から洋式にリフォームする際には、変更する洋式トイレの種類によって費用感に差があるため注意が必要です。
安価な組み合わせ型トイレを使用すれば、1台あたり10~20万円程度の費用に収まることもあります。

また、床や壁、手洗場も含めた全体をリフォームする場合は、500万円前後の費用がかかることもあります。
より正確な費用を知りたい方は、一度見積もりを取ってみると良いでしょう。

 

 

内装デザインのポイント3選!

学校の内装工事を行う際には、下記の3点を意識しておきましょう。

  1. 教室は集中できる色合いを意識する
  2. 安全性に配慮した内装デザイン
  3. お手洗いは明るい雰囲気づくりを

1.教室は集中できる色合いを意識する

教室など勉強を行う部屋の内装は、集中できるようなデザインを意識することが大切です。
柄の多いデザインはオシャレに見えますが、目に入る情報量が多いため、集中を阻害してしまう恐れがあります。

壁紙のデザインは、白・黒・緑・グレーなどシンプルな色合いがおすすめです。

また、集中力を挙げる方法として、椅子や机を良いものに変更するという方法もあります。
学生の気持ちに立ってみて、学業に集中できる方法を考えてみましょう。

2.安全性に配慮した内装デザイン

小学校などの内装工事をする際には、安全性に配慮したデザインにすることもポイントです。
子供は元気に動き回ることから、思わぬ怪我をするリスクが常に付きまといます。
安全性を意識せずに内装を決めてしまうと、深刻な怪我を招く恐れもあるでしょう。
子どもたちが怪我をしやすい箇所を想定して、安全策を施すことが大切です。

例として、扉は手をはさみやすい箇所であるため、ストッパーを設けることで怪我を未然に防ぐことができます。

3.お手洗いは明るい雰囲気づくりを

お手洗いを明るい配色にすることで、学校全体の印象をよく見せることができます。
お手洗いはその特性から、マイナスなイメージを持たれやすいという特徴があります。
反面、トイレに関して明るい印象を持ってもらえば、利用者の気分の良いものになるでしょう。

お手洗いを明るい雰囲気にするには、壁紙に黄色や緑などを使用してカラフルに見せるなどの方法があります。
観葉植物などのインテリアを置くといった方法も有効でしょう。

学校の内装工事を依頼する際のポイント

学校の内装工事を業者に依頼する際には、下記の2点を意識しておきましょう。

  1. 業者のスケジュールを把握する
  2. 複数社から見積もりを取る

1.業者のスケジュールを把握する

内装工事を依頼するときには、業者のスケジュールを確認しておくことが大切です。
学校の内装工事は、多くの場合夏休みなどの長期休暇時に行うでしょう。
業者側の予定が埋まってしまっていると、希望する時期に工事ができないことも考えられます。

業者側のスケジュールを事前に確認しておくことで、希望する時期に工事を依頼できる可能性が高まります。

2.複数社から見積もりを取る

内装工事の見積もりは、複数の業者から取っておきましょう。
見積もりを一社のみに依頼した場合、工事の費用が適切であるのか判断するのが困難です。

見積もりを複数取れば、見積書を比較して適切な相場観を知ることができます。

また、見積もりを複数取ることで、希望時期に工事を完了できる業者に出会える確率を高められるでしょう。

まとめ

学校の内装工事にかかる費用は、依頼する内容によって異なります。
正確な費用が知りたい場合は、実際に見積もりを取ってみましょう。
また、内装広場では、全国に提携している業者の中から、お客様の希望に合う内装業者を紹介しています。
工事を依頼する業者が決まっていない方は、お気軽にご相談ください。