古民家カフェの開業で成功するためには?内装のコツ、紹介します!
更新日:2024.02.28
昨今のおしゃれカフェブームの中、話題になりつつある「古民家カフェ」。
古民家ならではの重厚感のあるたたずまいや、木造ならではのかわいらしさが女性を中心に人気となっています。
この記事では、そんな古民家カフェの開業のために知っておきたい情報をいくつかご紹介いたします。参考としてお役立てください。
知っておきたい、古民家カフェについて
古民家カフェを開業してみたい!とは思っているものの、実はそんなに古民家カフェについて知らない……なんて方はいらっしゃいませんか?
まずは古民家カフェについて知っていきましょう!
古民家カフェとは?
その名前の通り、古民家をリノベーションし、再利用して営業しているカフェです。
そもそも「古民家」とは定義は明確に決まっていないものの、築年数が50年以上経過していることや、屋根が日本風なものであること、日本民家の象徴となる造りを持っていることなどの定義付けがされています。
古民家カフェの元となる古民家は、住宅や病院や酒屋と言った、カフェとはかけ離れた物件であったことが多いです。長い築年数が経過していることから、木造の日本家屋らしい作りのものが多く、立地としても街中から離れた、閑静な場所にあることが多いです。
都会の騒がしさから離れ、自然に囲まれたカフェで落ち着いてゆったりとした時間を過ごしたいという方に人気があるのが特徴です。
また、中にはギャラリーや別のショップを併設している古民家カフェもあり、カフェメニューだけでなく+αも楽しめるような場になっています。
そんな古民家カフェですが、ここからは開業を考えている方に向けてメリットとデメリットをお話していきます。
古民家カフェのメリット
古民家カフェのメリットとしては
・世界観が演出しやすい
・物件購入費を抑えられる
・固定資産税を抑えられる
の3つが挙げられます。
世界観が演出しやすい
元からある大黒柱や梁、縁側や土間など、「古民家ならでは」がある分、近年の物件とは違った独特のレトロモダンさを演出できます。
やりたいコンセプトが落ち着きを提供するカフェであったり、和モダンな内装にしたいと思っている場合、内装自体には大きく手を加える場所が少なく、雰囲気を演出しやすいため開業しやすいでしょう。
物件購入費を抑えられる
一般的に古民家は築50年以上が経過しているものが多く、新しくできたテナントや物件を購入するよりも安く取得できます。
初期投資をなるべく抑えたい方にはうれしいですよね。
古民家の購入費用の相場としては100~500万円ほどと言われていますが、最近では放置空き家の増加や、管理費用の出費を背景に無料で譲渡しているものもあります。
購入を検討している場合は、空き家情報を入念にチェックしておくと良いでしょう。
固定資産税を抑えられる
古民家の場合、築25年以上の固定資産税評価額の評価変更に伴い、固定資産税が軽減されます。
そのため、古民家ではない物件と比較すると大幅に固定資産税を抑えることができます。
しかしここで注意しておきたいことが1点。それがあまりに大幅なリフォームをしてしまうと建物としての価値が上がってしまい、固定資産税の減税ができなくなってしまう場合があるということです。
延べ床面積を広くすることや、基礎のみを残した大規模な工事、間取りをがらりと変えるような工事では原形を留めないリフォームとして固定資産税が上がってしまうことがあります。また、住居として使用されていた古民家では、カフェとして姿を変える場合、建物の種類が変わったと見なされます。すると、固定資産税評価を再度行う必要が出てくるため、元が住居の古民家をカフェとして営業する際には不動産登記の登録を忘れずに行うようにしましょう。
古民家カフェのデメリット
開業しやすいメリットのある古民家カフェですが、いざ開業するとなると出てきてしまうデメリットもご紹介いたします。
大きく分けて
・差別化を図るのが難しい
・リノベーションの費用が掛かる
の2点です。
・差別化を図るのが難しい
「古民家カフェ」と言ったときに、言葉の雰囲気だけでコンセプトをしっかり決めないまま開業すると、同じ「古民家カフェ」を営業しているお店との差別化が難しくなってしまいます。
結果としてすぐに飽きられてしまったり、激しい競争下で生き残れず、お店をたたまざるを得なくなってしまうなんてこともしばしば。
どのようなカフェにも言えることですが、ターゲットを見定め、コンセプトをしっかり固めて開業をできるようにしましょう。
・リノベーションの費用がかかる
古民家を利用する良さとして築年数が経過しているからこその味わいというものがありますが、どうしてもその分、建物の老朽化が進んでいることが多いです。
建物自体の耐震性はもちろん、木材がゆえに空調が効きづらかったり、給排水管が老朽化しているなんてことも。
カフェとなれば飲食店ですので最低限の水周りの環境や、お客さんが快適に過ごしてもらえる環境はほしいですよね。
また、築年数がかなり経過している場合には、トイレが和式の場合もあります。どこまで手を加えるかにもよりますが、場合によっては内装工事が高額になる場合もあるため注意が必要です。
古民家カフェの内装工事費用
デメリットで、場合によっては高額な内装工事費用がかかってくるとはお話しましたが、何にどのくらいかかるのか、いまいちピンと来ない方も多いのではないかと思います。
何にどのくらいの費用がかかるのか理解した上で予算の設定をしていきましょう!
・内装費用相場
内装費用の相場としては1坪あたり20~70万ほどです。
大体20坪の古民家の内装工事をするとして500~1500万ほどを見込んでおくと良いでしょう。
内訳としては
壁・床 工事費 | 300~1300万 |
電気・空調・換気設備工事費 | 50~150万 |
給水排水設備工事費 | 20~50万 |
上記の価格はあくまで目安であり、古民家の状態によってはかかる費用の幅があることに注意が必要です。
また、リノベーションにあたって使用したい材質によっても費用が高額になる場合があります。
取捨選択をしっかりと行い、予算の範囲内で満足いくリノベーションができるようにしましょう。
・資金の調達方法
リフォーム・リノベーションを行うとなると、どうしてもかさんできてしまう費用面。
決して安いとは言えない額のため、資金の調達に悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここではそんな時に役立つ資金の調達方法や補助金制度をご紹介いたします。
公庫や銀行などから融資を受ける
古民家カフェ開業する際には、審査を通過することで公庫や銀行から融資を受けることができます。
公庫とは国が出資して設立された公的な金融機関のことです。
公庫は銀行と比較すると審査が通りやすいことから、実績のない事業者でも資金調達が可能です。
発生する金利も銀行より抑えめな傾向があるため、融資を受けたいときには最初に公庫へ相談してみると良いでしょう。
一方、銀行は公庫より審査が通りにくく金利が高い傾向がありますが、公庫のように金利の値が決められていません。
信用性が高ければ、低利子で融資を受けられることもあります。付き合いの長い銀行がある場合は一度相談してみましょう。
また、公庫や銀行に融資を受けたい場合は、綿密な事業計画書を策定しておくことが大切です。
事業計画が明確ではない場合は、返済できるめどが立っていないと思われてしまい、融資を受けられないことも考えられます。
審査を通過できる可能性を高めるためにも、具体的な事業計画を設けておきましょう。
補助金による支援を受ける
古民家カフェの内装工事を行う際には、要項を満たすことで利用できる補助金があります。
利用を検討している方は、ホームページで募集期間や補助対象経費などを確認しておきましょう。
ここでは、古民家カフェの内装工事で利用できる補助金の例を2つ紹介します。
事業再構築補助金
事業再構築補助金とは、新型コロナウイルスの感染拡大によって利益が低下した企業を支援するために設けられた制度です。
この制度を受けるためには、コロナ禍に対応するために事業を再構築する必要があります。
例として、整骨院として事業を続けていた企業が、新たに高齢者を対象にしたデイサービスを始める際などに申請することができるでしょう。
補助率と補助上限額は従業員数などによって決められており、条件をみたすことで100万円から8000万円の支援を受けることができます。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、商工会議所が管轄する地域にて、事業を営む小規模事業者を支援するために設けられた制度です。
補助の対象は幅広く、内装工事を行うための費用や広告による宣伝費などが該当します。
支援の枠は多数設けられており、通常枠の場合は補助率は3分の2で最大50万円の支援を受けることができます。
・費用を抑えるためにできること
さまざまな手段で資金調達ができますが、願わくは根本から費用を抑えたいですよね。
以下に費用を少しでも抑えるためにできることをお話しいたします。
・リサイクル品も利用する
今は業務用品を取り扱うリサイクルショップが、全国どこにでも点在しています。
こういったお店の流通品は、飲食店がスケルトン物件に戻す際に査定依頼があり、実際に買い取られたものです。厨房機器、テーブルやイスについては中古業務用品の購入使用を検討してみてください。昨今の情勢を鑑みれば、開店してわずかな期間で撤退してしまったお店から、新品に近いものや状態がいいものなど掘り出し物が出ることもあります。
2号店の出店でないかぎり、開店当初から固定客がいるオーナーは皆無です。はじめは内装工事中に新規開店を知り、興味を持った地域住民や、友人・知人が駆けつけ開店祝いで利用してくれるとは思いますが、お店が認知され、クチコミが広がり、固定客がつき始め、人気店となるまでには時間がかかります。
そのため、かしこいオーナーは早期に初期費用を回収し、お店を軌道に乗せ、安定経営にシフトしていくために、すべて新品で揃えるのではなく中古品をうまく活用しているものです。
また、古民家では新品のインテリアより、アンティーク品のような年季の入ったインテリアが内装自体になじみやすいです。DIYを取り入れて部分部分に手を入れていくというような方法も選択肢の一つかもしれません。
内装デザインを行う際のポイント
カフェにとって一番と言ってもいいほど大切な内装デザイン。
「古民家カフェ」ともなると同じような内装になりがちですが、差別化するための工夫についてご紹介いたします。
・古民家カフェのコンセプトを固めよう
古民家カフェは大まかな雰囲気が似てしまうからこそ、しっかりとコンセプトを固めて差別化を図ることが重要です。とはいえ、ターゲット層が老若男女問わず入りやすい場所だからこそ、多くの人に好かれる古民家カフェでありたいですよね。
ここからは、そんな多くの方から好いてもらえるようなコンセプトとデザイン例をいくつか紹介していきます。
日本の歴史を感じてもらいたい!
築年数が経過している日本家屋を利用していることを生かし「日本ならでは」を感じてもらうことをコンセプトにするのはいかがでしょうか。
古民家には日本民家独自の造りが残ってるものや、歴史に関係のある立地に構えるものがあります。こういった歴史的要素をうまく利用し、日本の歴史に興味のある外国人観光客や、歴史が好きな方をターゲットとしてコンセプトをたてれば、流行り廃りに流されず営業ができるかもしれません。
落ち着いた空間で○○の魅力を際立たせたい!
提供するメニューの味、ここから見える景色、ギャラリーに展示する作品の良さと深みを味わってもらいたい!そんな方には、魅力を一層際立たせるために、あえてシンプルな空間にするのをおすすめします。近年流行している無機質カフェのような一面も併せ持っているので、若者をターゲットとするのが良いかもしれません。
落ち着きのある空間で特別な時間を提供したい!
古民家は路地裏や都心部から少し離れた閑静な場所にあることがほとんど。だからこそこの立地条件を利用して、都会の騒がしさから離れられる特別でちょっと大人な時間をコンセプトにしてみるのはいかがでしょうか。古民家ならではのゆったりとした時間の流れを感じてもらうことができます。どの年齢層の方にも受け入れられるだけでなく、ふらっと立ち寄れる隠れ家的古民家カフェは、静かな時間を過ごしたい2人組のお客さんにも向いているでしょう。
1人のお客様大歓迎、ほっと一息つける場所にしたい!
古民家の良さといえば木造だからこそ醸し出せるあたたかさを感じる造り。そのあたたかさを全面に出した、昔懐かしさをおぼえるほっと一息つける場所にしてみてはいかがでしょうか?1人利用のお客様をターゲットとした安心感のある空間を演出できます。
・コンセプト別デザイン例
純和風古民家カフェ
外装に合わせた純和風なデザインです。洋風なカフェが多い今だからこそ、心を落ち着かせられる和風カフェの存在は日本人にとって憩いの場となります。
古民家カフェは伝統的なその風貌から、日本人だけではなく、海外の観光客の方からも人気の傾向にあります。特に歴史的な面を持つ古民家の場合には、その歴史の魅力に魅せられて訪れる方もいらっしゃるでしょう。
和モダン古民家カフェ
外装の古民家らしさはそのままに、現代的なインテリアをアクセントとして組み合わせた和モダンデザイン。上品なシンプルさでおしゃれさも併せ持つ、どんな年齢層の方でも入りやすい空間です。シンプルな内装だからこそ景色や提供するメニューが際立ちます。
ノスタルジーな古民家カフェ
古民家の材質を生かし、木を主としたデザインです。ダークブラウンなどのアンティーク調の家具を中心に木材で統一させることによって、おしゃれさを感じさせるシックでレトロな空間になります。自然光を取り込むことで優しくあたたかみのある空間に変わり、このギャップを楽しめるのもポイントです。
懐かしさを感じさせる古民家カフェ
明るいウッド調の色の家具で統一させたナチュラルデザイン。どこか懐かしさを感じさせるあたたかく、柔らかい空間を演出できます。自然光を取り込み柔らかい印象を持たせるもよし、オレンジ色の照明を使うことでより温かさを感じさせる照明にしてもよし。ほっと一息つけるような安心感のあるカフェになるでしょう。
・インテリアの選び方
コンセプトと大まかなデザインが決まったら次にインテリア選びに移りましょう。
古民家カフェを開業する際のインテリアを選ぶコツは4つあります。
素材と色を統一させる
古民家カフェは他のカフェとは異なり、彩度の高い色よりはシンプルで素朴な色が内装デザインに合います。落ち着きある空間を演出する古民家カフェだからこそ色の統一には特に気を付けるようにしましょう。
使用するインテリアの素材自体も内装の造りに合わせた自然素材のものが良いでしょう。
木だけではなく、石や竹などの素材を使うのも選択肢の一つです。古民家自体が木でできているため、時間の流れとともに味わい深くなっていくのと同様に、自然由来のインテリアも時間の経過で古民家と一緒に育てていくことができます。時間の経過でまた違った面が見られるのは楽しみにもなりますよね。
空間と余白をつくる
日本の美意識として「余白」を重んじるというものがあります。「余白」があることで「空間」に対して想像力を膨らませる「不足の美」が日本人の美の形式として好まれる傾向にあるからです。そのため、物を隙間なく置くのではなく、インテリアの配置の際には余白を作るようにゆったり置くようにすると良いでしょう。透明のガラスを使ったインテリアも抜け感と余白を表現できるためおすすめです。
内装の中で注目してもらいたいポイントとなるインテリアを決めます。余白を強調することで、視線を誘導できるように見てほしいポイント付近には物を置かないなどの工夫をすると良いでしょう。また、店内を広く見せて空間があるように見せるといった意図で鏡の設置をするのも良いかもしれません。
照明の選び方も大切
古民家の良さと言ったら内装に多く使われている自然素材。この良さを最大限に引き出し、演出する方法として照明の効果は大切です。
インテリアにも自然の素材をあしらった空間デザインだからこそ、素材の良さを引き出すことのできる照明を選ぶようにしましょう。
古民家に使われる柱や梁は重厚感と存在感があり、目に一番つきやすい部分です。そんな柱や梁に使われている木材ですが、黒っぽい色であることが多いです。そのため、日常生活で使うような白っぽい明るい色の照明にしてしまうと柱や梁だけが悪目立ちするような形で浮いてしまいます。レトロな雰囲気の演出や重厚感を際立たせるために、ここでは温かみのある電球色を選ぶようにしましょう。ただ、問題点として、電球色は若干暗いため、暗すぎて手元や足元が見えなくならない程度に照明を配置するのが良いでしょう。
照明は色だけでなく、形にもこだわるようにすると良いです。
こればかりはコンセプトによって選ぶべきものも変わってきますが、天井に直接埋め込む形のライトの場合あまりにも近代感が出てしまいます。どことなく古民家らしいあたたかい印象を作り出すペンダンライトの利用をおすすめします。デザインも華美ではないシンプルなものを選ぶほか、ここでも素材を感じてもらえるように和紙や竹、ガラス素材のシェードを選んでみるのも良いかもしれません。空間の余白部分で間接照明を使った影の演出はおしゃれで若者の支持を得やすいです。
古民家カフェの内装工事での注意点
・建物は快適に安全に過ごせるか
どんなに見た目が良くてもカフェでゆっくりしてもらうためには快適な空間を提供することも求められていますよね。
落ち着いた内装でも冬にとんでもない寒さのお店に行こうとはなかなか思わないものです。
古民家はどうしても経年劣化の影響で不調が出ていることが多いです。雨漏りのほか、木造であることから耐震性がなかったり、断熱性が低い傾向にあります。
快適に過ごしてもらえるようにこの部分のリノベーションはしっかりと行うようにしておきましょう。
ここでは各リノベーションにかかる費用相場のご説明をしていきます。
・断熱材
日本の家屋の特徴に部屋を仕切る壁が少ない、という物があります。そのため、暖房を導入したとしても暖房効率が悪く、なかなか部屋が温まりません。それだけではなく結露の発生によって木造部分が劣化してしまう危険性もあります。
冬をあたたかく快適に過ごせるように断熱材の導入は必須と言えます。
また、断熱材の導入だけでなく、内窓の取り付けや二重サッシに変えるなど窓ガラスを変えるといったことでも断熱効果が見込めます。
断熱材を入れるのは主に床、壁、天井として1坪当たり大体100万円以上かかるといわれています。古民家の作りは現在の家屋と異なるため、どうしても費用がかさんでしまうのが現状です。
窓ガラスを変えるとしても1カ所につき10万~50万円ほどの費用が掛かると見ておくと良いでしょう。
・雨漏り
屋根の種類によりますが、古民家の場合、屋根を交換する際は全体を変える必要があります。そのため、選ぶ屋根材によって金額が大きく変わってくるだけでなく、平屋で屋根の面積が大きい分費用が高額になることもないとは言い切れません。
大体1坪当たり2万~10万円ほどの費用を見ておきましょう。
・耐震性
古民家の中には「伝統構法」と呼ばれる金具や釘を使わず組み立てるような形で建築しているものがあります。基礎自体、現在の「地震の揺れに耐える」ための作りではなく、「揺れを逃がす」ための造りとなっており、石の上に柱が乗っているような形になっています。「石場建て」と呼ばれるこの造り、決してもろいというわけではないものの、経年劣化の影響で耐震性能が落ちている可能性があります。そのため、基礎工事の補修や壁の補強工事など耐震工事のメンテナンスをおこないましょう。
費用としては築年数により異なりますが、1坪10万~15万円ほどが目安となっています。
自治体によっては耐震工事において補助金が出る場合もあるため、確認しておくことをおすすめします。
・どこに予算をかけるかはっきり決めておこう
古民家カフェを開業するにあたって1番の問題となるのが何と言ってもリフォームの問題です。古くなった建物な分、快適且つおしゃれにしようともなると内装工事費はどんどん膨らむばかりです。
内装工事に着手する前に本当に必要なものは何なのか取捨選択を行うようにしておきましょう。
また、せっかくならインテリアにもこだわりたい……というような気持ちもあるとは思いますが、なるべく安いものを探すようにして、経営を軌道にのせながらこだわった物の購入を進めましょう。
・内装工事業者の選び方
リノベーションの有無や内装デザインが決まった後は、いよいよ工事を依頼する業者探しに進みます。
業者を決める際には、下記の2点を意識しておきましょう。
・業者のスケジュールを確認する
・見積もりは2~3社程度取ろう
業者のスケジュールを確認する
内装工事を依頼する際には、業者のスケジュールをあらかじめ確認しておきましょう。
繁忙期などに依頼してしまうと、工事を完了希望時期に終わらせられないことも考えられます。
スケジュールを事前に把握しておけば、開業時期の目処を把握できます。
特に、開業を希望する時期が決まっている方は、スケジュールの確認を怠らないように注意しましょう。
見積もりは2~3社程度取ろう
業者を選ぶ際には、可能であれば2~3社程度から見積もりを取っておきましょう。
相見積もりを取っていれば、見積書を比較して適切な工事費用を知ることができます。
反対に、見積もりを1社のみに依頼してしまうと、工事費用が相場通りであるか把握するのが難しくなってしまいます。
また、相見積もりを取ることによって、希望時期に工事を終わらせられる業者に出会える可能性も高まります。
まとめ
築年数が長く、経年劣化もしている分、どうしても手間がかかってしまう古民家カフェの開業。とはいえ自分の憧れの形のカフェを開くためには古民家はうってつけです。
独自の魅力を持った、古きと生きるすてきな古民家カフェの開業を目指しましょう!
また、内装工事を依頼する業者が決まっていない方は、内装広場までご相談ください。
全国で提携している内装業者から、お客様の希望に合わせた会社を複数ご紹介いたします。