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知っておきたいパーソナルジムの開業ポイント!内装工事で成功するには?

更新日:2024.02.28

最近ではジムの人気が高まってきています。

手ぶらで気軽に行けるジムから女性向けに特化したジムまで、形を変えて行きやすくなってきているのが理由の1つです。

それだけでなく、資格を必要することなく、場所もマンションの1室でもできるため、開業自体しやすいのが特徴です。

 

この記事ではこれからパーソナルジムを開業したいと考えている方に向けて開業ポイントについてお伝えします。

 

パーソナルジムの特徴とは

 

・ジムの種類

一口で「ジム」とは言っても種類があるのはご存じでしょうか。

「スポーツジム」「フィットネスジム」「公営ジム」「パーソナルジム」。大きくこの4種類に分けられます。

スポーツジムは筋肉を鍛えることを目的としたジムです。機材も豊富で比較的安価なのが特徴です。ただトレーナーが常駐していないこともあるほか、シャワーやサウナなどの設備が充実していない場合があります。

フィットネスジムはトレーニングを目的としているジムです。会員制の場合が多く、健康を目的としたユーザーが多いです。シャワーやサウナなどの設備が充実しており、好きなレッスンを好きな時に受けられる利点はあるものの値段が高いことがデメリットとして挙げられます。また、人が多くいるため人の目を気にする利用者には不向きです。

公営ジムは公共団体が営業しているジムです。利用者のペースで好きな時に行けて低価格と言う利点はあるものの、公共の設備のため営業時間が限られてしまっているほか、マシン設備が充実していないことが多くなっています。

パーソナルジムはダイエットやボディメイクなどしっかり体を鍛えたい利用者に向けたジムになっています。マンツーマンでの指導のため、人の目を気にしたり、マシンを待つ時間もありません。ただ、トレーナーありきでのトレーニングとなるため、利用者のペースに合わせられないことが欠点として挙げられます。また価格もほかのジムに比べて高く設定されています。

 

・パーソナルジムのメリット

上記にもあるようにパーソナルジムはマンツーマンの指導の上で、自分に合った自分だけのトレーニングをしたい人に好まれています。人の目を気にせずのびのび体を動かせるといった点でも、トレーニングに集中できると好んで来られる方が多いです。

また、先ほどはデメリットとして挙げた「トレーナーありきのトレーニングであるため利用者のペースに合わせられない」という難点も、裏を返せば「ジムに行かなければならない」状況を作ることでトレーニングの習慣化につながり、一度来ていただいたお客さんに継続して来ていただきやすくなります。

また、開業にあたっては資格を持っていなかったとしても、すぐに開業ができるのが利点です。ただし、インストラクターをする場合には、資格を持っているほうが利用者からの信用のためにもおすすめです。

 

・パーソナルジムのデメリット

中には価格が高いため、うまく集客ができない場合もあります。競合他社と比較して高い価格設定をしてしまうと、どんなに質が良いサービスを提供していたとしても、周りに比べて料金が高ければ、自然と足は遠のいていってしまいます。あらかじめ、他社の価格帯も調べたうえで価格設定をするようにしましょう。また、近頃は特に気軽に利用できるパーソナルジムの母数も増えてきているため、競合他社との差別化をしっかりとさせなければ集客が進まなくなります。SNSを通じた宣伝を積極的に行うなどの対策を行うようにしましょう。

最初の物件選びであまりに広い物件を選んでしまった場合には、今後の維持費で苦しくなってしまうこともあります。後々の費用面とのバランスも考慮して物件は選ぶようにしましょう。

今回開業についてお話しさせていただくパーソナルジムはプライベート空間を特に売りにしています。だからこそ、利用者に十分満足してもらえるような内装にして、長く通い続けやすいジムにしていきたいですよね。

 

パーソナルジムに向いている物件とは

 

利用者に物件の所得のためには大きな2つのポイントがあります。

 

・利用者が来やすい立地か
・十分なスペースが確保できるか

 

です。

 

・利用者が来やすい立地か

ターゲットにしている利用者にもよりますが、会社員をターゲットとしているのであれば、オフィス街や駅の近くに。どこかに出かけた帰りに気軽に来てもらいたいと考えているのであれば、繁華街や駐車場がある場所に……など、利用者の立場になって便利な立地に物件を決めると良いでしょう。気軽に来られる場所にあれば継続して通ってもらいやすくもなるでしょう。

 

・十分なスペースが確保できいるか

パーソナルジムの利点としては、限られたスペースでも開業ができることです。マンションの一室でパーソナルジムを開くことも可能です。ただし、置けるマシンが限られてしまう他、充実した設備を用意できない場合もあるため、理想とするコンセプトと照らし合わせて十分な広さを確保できるようにしましょう。最低限、トレーニングスペース、ストレッチスペース、更衣室は設けられるようにすると良いかもしれません。

目安として更衣室であれば約0.5畳、トレーニング内容にもよりますが、トレーニングスペースも10坪程度あれば十分な広さを確保できます。

限られた空間での開業も可能なことから、マンションでの開業もできるパーソナルジムではありますが、その際に気を付けて見ていただきたい点3つもご紹介いたします。

 

・天井の高さは足りているか

敷地自体の広さにばかり目が行きがちですが、ジムの経営の場合には天井の高さも気にするようにしましょう。パワーラックの場合、天井が2.5m以上ないと使えないものもあります。あらかじめ、どんなマシンを導入するかもピックアップしておいたほうが良いかもしれません。

 

・耐荷重性はしっかりしているか

マシンは重量があるものが多いです。軽いものでも150㎏近くなります。

一般的なマンションにおいて、床の耐荷重は1㎡あたり180㎏になっています。

一か所に集中して重いものを置くことで最悪の場合、床が抜ける可能性もないことはないため、注意が必要です。あらかじめ建物の耐荷重要件を確認しておくようにしましょう。また、重いマシンを長期間置いていると床に傷やへこみができてしまう可能性があります。賃貸の場合は修繕をする必要があるため、分厚いゴムマットを敷くなど、事前の対策が必要です。木造の場合は床の強度に不安がある可能性もあるため、鉄筋コンクリート造の物を選ぶことをおすすめします。

 

・防音性・防振性があるか

マンションの場合、住居として使われている方もいらっしゃるため、騒音トラブルにならないように気を付けましょう。ダンスジムなどで音楽を流すほか、トレーニング中の衝撃音などは響きやすい傾向にあります。壁や床、天井に防音材・防振材を取り付けるだけでなく、マンション選びの際には鉄筋コンクリートなどの防音・防振性に優れた構造のものを選ぶようにしましょう。

ここまでマンション選びの際に気を付けていただきたい点についていくつかお話ししましたが、マンションでの開業の際にはマンションの管理規約を確認し、商用利用が可能な物件かどうか確認をしっかりするようにしましょう。マンションオーナーだけでなく、マンションの管理組合からも許可が下りない場合があります。部屋を借りる前にしっかりと確認しておくようにしてください。

 

パーソナルジムの内装工事のポイント

パーソナルジムの開業に向いている物件についてはわかりましたでしょうか。

ここからは、内装工事をする際のポイントについて、費用相場と内装工事費用を抑える方法の二店からお話いたします。

 

 パーソナルジムの内装費用相場

 

まず物件所得費について。

物件取得費は家賃の8か月分が目安となっています。

物件取得費用には初月家賃・敷金・礼金・仲介手数料・保証金などが含まれます。家賃ベースで算定されることが多いため、開業する地域や店舗面積によって大きく異なるのがポイントです。

家賃はランニングコストにも直結するので、開業する地域の家賃相場を必ずリサーチしてから事業計画を立てるようにしましょう。

次に内装工事費用について。

広さや立地にもよりますが、パーソナルジムの内装工事費用は1坪当たり15~30万が相場です。

スケルトン物件の場合であれば、40~60万ほどかかると見ておくのが良いでしょう。

内訳としては以下の通りです。

 

壁・床などのクロス張り替え費 200~400万
電気・空調設備費 10~15万
給排水設備工事費 60~80万
家具・建具工事費 60~80万

 

合わせて内装工事費用だけでも500万近くかかってきてしまいます。ほかにマシンなどの設備費もかかってくるため、十分な資金を用意したうえで開業に臨みましょう。

 

少しでも費用を抑えるために

開業だけでもおおよそ1000万近くかかってきてしまうこともあるパーソナルジム。設備などを中古や安価なもので揃えると最悪の場合故障して利用者にけがを負わせてしまう可能性も否めません。なるべく設備には手を抜かず、開業資金を抑えたいと考えるのであれば内装工事費用を抑えるようにしましょう。

ここでは少しでも内装工事費用を抑えられる方法をご紹介します。

 

・居抜き物件を利用する

内装工事費用を抑えたいと考えている方は、スケルトン物件では無く居抜き物件の利用がおすすめです。

居抜き物件には以前まで使用されていた家具・照明・設備などが残っているため、それらをそのまま使用することができます。

特にジムは空調設備や給排水設備がしっかりと整っていることが求められます。スケルトン物件で1からこれらの設置となると当然費用もかさんでしまいますよね。

以前ジムとして使用されていた居抜き物件を選べば、内装工事の費用は大幅に抑えることができるでしょう。

注意点として、自分が求めている設備がある居抜き物件が見つからないケースもあります。一部の機器が故障していることも考えられるため、物件の状態は必ず確認しましょう。

 

・予算をかける場所を決める
ジムにおいて最も重要になってくるのが空調設備です。快適な空間の中でトレーニングをするためにもトレーニングルームには空調をちゃんと取り付けたいところです。

そこで大切なのが「部屋数を減らす」ことです。個室の数が多ければ多いほど、その数分だけ空調設備を取り付ける必要が出てきてしまいます。できる限りトレーニングルームは個室をなくすようにしましょう。更衣室もパーテーションでつくる、もしくはDIYでカーテンを取り付けるなどして隠せるだけの作りにすることで、かかってくる費用を極力抑えることができるでしょう。

また、デザイン性もなるべく費用のかからないものを選ぶようにすると良いです。特に壁紙や床はデザイン性が良くなるほど高くなりやすい傾向にあります。もちろんデザイン性にこだわったほうがいい場合もありますが、あくまで「トレーニングをしてもらう場所」という事実を忘れず、デザイン性を二の次にするのでも良いかもしれません。ターゲットを基に考えたコンセプトから逸脱しないレベルでなるべくシンプルなものを選ぶようにしましょう。

 

 ・相見積もりをとる

パーソナルジムの内装工事における費用感を把握するためにも、見積もりは複数の業者から取りましょう。

万が一、依頼した施工業者が優良では無かった場合、費用相場と大きく離れた見積書を提示されることも考えられます。相見積もりをすることで、その業が提示した見積金額が適切であるかを把握することができるでしょう。

費用を抑えたいのであれば、見積書を比較検討することによって本当に必要な工事を見極め、依頼する工事内容を決めることもできます。

パーソナルジムの内装工事を行う際には、できる限り2社以上の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。

 

パーソナルジムに必要な器具・設備

 

内装費用の相場や費用を抑える方法についてご紹介しましたが、実際何にどれくらいかかってくるかまだわかりませんよね。ここからは何にどれくらいの費用が掛かってくるのかを見ていきましょう。

 

 コンセプトを決める

スポーツジムとは言えど、コンセプトやデザインに手を抜かないように気を付けましょう。

ジムのコンセプトを決めるためにはまずターゲットを絞りましょう。

パーソナルジムは1対1のマンツーマンでお客さん個々に合わせたトレーニングや食事指導が行えるジムです。明確なターゲットを絞り、どのようにそのターゲットにアプローチしていくか、しっかりと決めておくようにしましょう。性別だけでなく、年齢、何を求めてこのジムを利用してもらうかを考える軸にするのが良いかもしれません。

物件を決める際にもターゲットをしっかり決めておくとやりやすいです。ターゲット層の生活の動線を考えて、利用しやすいような場所を選ぶようにしましょう。

ターゲットが決まったら、次に訪れやすいようなデザインを考えるようにしましょう。

そもそもパーソナルジムで利用者が求めているものは何でしょうか?

おそらく「清潔感」と「利用のしやすさ・快適さ」ではないでしょうか。

この2つを見ると一見デザイン性は必要ないと思われがちですが、ターゲットによってはデザイン性を求められている場合もあります。

高齢の方向けの健康促進のためのジムが、近未来風のデザインでとことん筋肉を鍛えたい方向けのマシンが置いてあったらなんだかアンバランスな感じがして利用者としては進んで入りたいとは思えませんよね。

ここからはターゲット別におすすめのデザインと喜んでもらえる設備についてご紹介いたします。

 

おすすめデザインと設備

・ダイエットをしたい女性向け

男性に見られるのが嫌な女性に向けたのが女性専用パーソナルジムです。

トレーニング内容だけでなく、女性が利用しやすい環境作りをするようにしましょう。

トレーニング後の化粧直しができるようにシャワー設備はあることが好ましいです。トレーニングをしてたくさん汗を流した後そのまま帰るのは憚られますよね。特に女性の場合

は汗のにおいなど気にする方が多いでしょう。シャワー室は常に清潔感を感じさせる空間になるように心がけましょう。また、シャンプーリンスなども女性の好む物にすることで利用者の好感があがることが期待できます。

シャワーの後にしたいのが化粧直し。「手ぶらで来てもらえるジム」をコンセプトとするのであればアメニティ豊富なパウダールームの設置もあるといいかもしれません。化粧落としやクレンジング、ドライヤー、ヘアアイロンなど持ってくるにはかさばるものがアメニティとしておいてあるのは女性にとってうれしい設備です。顔が明るく見えるミラーライト付きの鏡の設置や、人気メーカーのケアセットなど、費用はかさんでしまっても細かいところに注力するだけでも評判の上がり方が変わってくるでしょう。

また、お子さん連れの方に向けて、お子さん連れでも利用しやすいキッズスペースの設置も好まれるでしょう。トレーニングマシンにお子さんが近付いてけがをしないようにキッズスペース設置の際は個室やベビーサークルなどで遮るようにすると良いです。

トレーニングルーム自体の内装もシンプルでもかわいらしさや洗練された清潔感を感じさせるデザインのほうが良いでしょう。例えばシンプルな部屋でも観葉植物を1つ置くだけでも印象がパッと明るくなり、清潔感も増します。色を統一させる場合には白や黒、グレーといった色で統一させることでより清潔感のある空間を演出することができるでしょう。

 

・しっかりと鍛えたい男性向け

内装デザインはモノトーンカラーやシックカラーでおしゃれでかっこいい印象を与えるデザインのほうが良いでしょう。筋肉の付き方を見られるようなパネルミラーの設置も良いかもしれません。ほかにも壁の一部をレンガ作りにするだけでもおしゃれな印象を与えられます。設備に関してもマシンを種類豊富に揃えておくのが良いかもしれません。照明も清潔感を感じさせる白昼色のライトでも問題はありませんが、雰囲気づくりのためには抑えめの色の部分照明を天井にいくつか配置するなどして明るすぎない方が大人っぽいシックな雰囲気を演出できます。

また、シューズやウェア、タオルのレンタルのほかにも仕事帰りにふらっと寄れるようなレンタルサービスや、筋肉を作る方にとってはうれしいプロテインの無料サービスなども繰り返し来たくなるきっかけになるかもしれません。

 

・健康のためにジムに通いたい方向け

健康のために通われたいと考える方は男女問わず30代から40代が多いとされています。そのため男性、女性、どちらにも通いやすいデザインと設備のジムにしたいところです。

デザインとしては基本的にシンプルかつ清潔感のあるデザインのものが良いでしょう。閉鎖的な空間にならないように窓から自然光を取り入れ、室内を明るくするほうがリラックス効果にも繋がり、いいかもしれません。

また、短い時間でしっかりと無理せず鍛えることを目的としている方が多いため、そこまでマシンの数にこだわらなくていい場合が多いです。多くても5つほどあれば十分な場合が多いでしょう。

シャワー室はあったほうが良いですが、男女兼用で使うよりかは男女で分けたほうが良いでしょう。更衣室を設ける場合にも男女で分ける配慮があると良いかもしれません。

どのターゲットにも共通して言えるのが「清潔感を持たせる」ということです。

特にジムの場合、汗をかかれたり、プロテインをこぼしてしまったりなどで床が汚れやすくなっています。ダンベルなどを落としてしまうと床が傷ついてしまうこともあるため、こういったことを避けるためにもあらかじめ床に汚れの目立ちにくいマットなどを敷いておくと良いでしょう。マットを敷くことで滑り止めにもなり、一石二鳥です。

また、多くのパーソナルジムに設置してあるシャワー室も、壁が汚れていたり、前の人の髪が落ちていたりすると不快化案を誘発してしまいかねません。清潔感を保つためには汚れが目立ちにくい内装にするだけでなく、こまめな清掃も心掛けるようにしましょう。

 

パーソナルジム開業までの流れ

最後にパーソナルジム開業までの流れを見ていきましょう。

 

1ジムのコンセプトを決める

ターゲット層を決めてターゲットに見合ったコンセプトを考えましょう。

この際どんな立地に物件を設けるかも一緒に考えてしまったほうが後々スムーズです。

 

2開業資金の調達をする

パーソナルジムの内装工事をするためには、工事内容・種類に合わせた予算を準備しておく必要があります。

内装工事かかる費用は、決して安いとはいえません。内装工事はローンを組むことができないため、原則として一括払いになります。

開業後のランニングコストも考慮すると、可能な限り費用の負担を抑えたいと考えている経営者も少なくないでしょう。

内装工事の費用負担を抑えたい場合は「融資を受ける」「補助金や助成金を活用する」といった方法があります。

ここからは、パーソナルジムの内装工事における資金調達方法を解説していきます。

 

・融資を受ける

内装工事を行う際は、公庫などの審査を通過することによって融資を受けることができます。

公庫とは、日本経済の成長などを目的として設立された公的な機関です。

公庫で申請する場合は、自己資金と同額か、指定されている限度額まで融資を受けられます。例として、自己資金が400万円の場合は、融資額と合わせて800万円程度の開業資金を用意できます。

公庫は銀行よりも利子や審査のハードルが低い傾向があるため、融資を検討しているときは、まず最初に公庫へ申請して見ましょう。

また、公庫の審査を通過ためには、具体的な事業計画を設けておくことが大切です。

公庫が融資を行うための資金は、主に国民の税金によって賄われています。当然ながら、貸したお金を回収できる可能性が低い相手に対しては、簡単に融資を行うことができません。

公庫から融資を受けるためにも、ジムのコンセプトなどを明確にして、具体的な事業計画及び返済計画を策定しておきましょう。

 

補助金を活用する

パーソナルジムの内装工事を行う際は、募集要項を満たすことによって補助金による支援を受けることができます。

ここからは、内装工事の資金調達で申請できる補助金を2つ紹介していきます。

 

【パーソナルジムの内装工事で使用できる補助金】

・小規模事業者持続化補助金
・事業再構築補助金
・小規模事業者持続化補助金

 

小規模事業者持続化補助金とは、従業員数が20名以下の小規模事業者に向けて設けられている補助金です。

一般型で申請した場合、補助率は補助対象経費の3分の2までとなっており、最大50万円の支援を受けることができます。

補助対象経費には店舗改装の費用以外にも、ホームページの作成費用や宣伝活動の費用なども含まれています。

募集は年に複数回行わているため、利用を検討している方は日本商工会議所の募集ページをご参照ください。

参考:日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金

 

・事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、コロナ禍において事業再構築を図る中小企業を支援するために設けられた補助金です。

補助率と補助額は従業員数によって決められおり、100万円から最大8000万円までの支援を受けることが可能です。

事業再構築補助金による支援を受けるためには、コロナ禍に対応するために事業を再構築する必要があります。例として、コロナの影響によって収益が低下したジムが、感染リスクの少ない無人の24時間ジムに業態を変える場合などに使用することができます。

利用できる条件は限られていますが、条件を満たしている場合は利用を検討してみましょう。

参考:中小企業庁 事業再構築補助金

 

3物件の取得

資金の用意ができたら物件探しです。

費用を抑えたいのであれば商用利用可能なマンション、もしくは居抜き物件を。内装デザインにこだわりたいのであればスケルトン物件を選ぶようにしましょう。

居抜き物件の場合は、元ある設備をそのまま流用できる分、間取りが変えられないというデメリットがあるため注意が必要です。対してスケルトン物件では何もないまっさらな状態からのスタートなため、諸設備の設置費などで費用がかさんでしまうデメリットがあります。一般的にスケルトン物件のほうが出回りやすい傾向にあるため、立地条件が良いジムを考えている場合はスケルトン物件を探したほうが良いかもしれません。

 

4内装工事を行う

物件も決まればいよいよ内装工事に移ります。

内装工事を行う際の注意点は「予算をどこにかけるか考える」「コンセプトに沿った内装デザインにする」「相見積もりをとる」の3点です。

自分のしたいデザインと向き合い、それを実現してくれる施工業者に依頼するようにしましょう。

 

5必要な手続きを行う

すべての準備が終わったら行いたいのが必要手続き書類等の提出です。

個人事業主として開業する場合、事前に税務署に開業届を、都道府県庁に個人事業開業申告書の提出が必要となってきます。また、シャワー室を設置する場合には公衆浴場法営業許可申請を提出する必要もあります。開業前に今1度何の提出が必要か調べるようにしましょう。

個人でパーソナルジムを始める場合はなかなか集客につながらない可能性もあります。開業前からSNSなどを活用した宣伝をできたらしておくようにしてみましょう。

 

まとめ

 

パーソナルジムの開業において最も大切と言っても過言でないものがコンセプトの設定です。

ターゲットを決めて、コンセプトを固めたうえで開業まで進めていきましょう。

開業にあたって気を付けたいのが、

・経営がその場所でできるか
・ジムに適した内装か
・清潔感がある内装か

というところです。

デザイン性ばかりに注力せず、実用性も兼ね備えた利用者の通いたくなるパーソナルジムを作れるようにしていきましょう!

また、内装工事を依頼する業者が決まっていない方は、内装広場までお気軽にご相談ください。
お客様のご希望をもとに、豊富な実績を持つ内装工事業者を最大3社までご紹介いたします。