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ネットカフェ・漫画喫茶の内装工事を解説!デザインや業者の選び方

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ネットカフェ・漫画喫茶は全国的に増えてきており、さまざまな地域で見かけます。
自身でも「漫画喫茶を始めてみたい」と考えている方は少なくないでしょう。

ネットカフェ・漫画喫茶を新たに始めるには、内装工事の実施は必要不可欠です。
この記事では、資金調達から内装工事を依頼するまでの流れに沿って、知っておくべきポイントを紹介していきます。

【目次】

1.開業に必要な資金を確保する

まず最初は、ネットカフェ・漫画喫茶を始めるために必要な資金を確保しましょう。
開業にかかる費用は、店舗の広さや揃える設備によって差があります。

目安として、20坪程度の店舗を開業する際には、おおよそ1500~2000万円程度の費用がかかります。

主な内訳として、まず最初に挙げられるのが内装と外装工事の費用です。
ネットカフェ・漫画喫茶の場合、一坪あたり約25~30万円程度の工事費用が発生します。
加えて、パソコンなどの設備導入には1席あたり15万円程度はかかると想定したほうが良いでしょう。
漫画は安く揃えても一冊あたり150円前後はかかるため、1万冊揃えるには150万円前後は用意する必要があります。

その他、厨房設備や空調の工事なども含めて、おおよそ1500~2000万円程度はかかると考えておきましょう。

費用の負担を抑えるには?

ネットカフェ・漫画喫茶を始めるためには、数千万円の費用が発生すると考えられます。
開業を検討していても、予算の兼ね合いで踏み留まってしまうという方は少なくありません。
費用の負担を抑えたいと考えている場合は、補助金の活用や、公庫からの融資を検討してみましょう。

補助金・助成金の活用

ネットカフェ・漫画喫茶などの内装工事では、条件を満たすことで使用できる補助金及び助成金があります。

募集時期や補助上限額などは種類によって異なるため、工事を依頼する際には一度調べて見るとよいでしょう。

注意点として、ほとんどの補助金・助成金は、開業前の段階では申請することができません。
開業資金は一度自分で用意する必要があるため、予算はあらかじめ充分に設けておきましょう。

公庫による融資

ネットカフェなど新たにお店を開業する際には、審査を通過する事によって公庫から融資を受けることができます。
公庫とは、国が100%出資して運営している、公的な金融機関です。

公庫は他の金融機関と比較すると、融資にあたっての金利が抑えめな傾向があります。
銀行よりも審査が通りやすいという特徴もあるため、初めての開業を行う際にはオススメです。

ただし、審査が通りやすいからといって、必ずしも自分自身が希望している金額で融資を受けられるとは限りません。
返済の目処が立っていないと思われてしまえば、融資自体を受けられないということもあるでしょう。

融資額を自分の希望に近づけるためには、具体的な事業計画を設けることがポイントです。
想定される利益から、いつまでに返済を完了させられるのかを検討し、開業に対する熱意をアピールしましょう。

2.開業する物件を探す

開業に必要な資金を用意した後は、物件探しに進みましょう。
開業する物件の種類は、主に「居抜き物件」「スケルトン物件」に分けることができます。

それぞれ異なる特徴を有しているため、自身の希望に合わせて物件を探してみましょう。

工事費用を抑えたいなら居抜き物件

内装工事の費用を抑えたいと考えている方は、居抜き物件での開業がおすすめです。

居抜き物件とは、そのテナントで過去に使用されていた内装・厨房設備などが残っている物件です。
元々ネットカフェだった居抜き物件を使用すれば、内装工事の費用を大幅に抑えられます。
ネットカフェ以外として使われていた物件でも、厨房設備などを一部使い回せば、工事費用をある程度抑えられるでしょう。
工事内容も少なく済むので、物件が見つかれば開業までの期間を短縮することもできます。

ただし、居抜き物件は店舗数があまり多くないため、希望している地域で良い物件がすぐに見つからないことも考えられます。
居抜き物件を利用したい場合は、早期の段階から物件探しに着手しておきましょう。

理想のデザインを再現したいならスケルトン物件

内装のデザインがある程度固まっており、それを再現したいと考えている方はスケルトン物件で開業しましょう。

スケルトン物件とは、内装が施されておらずコンクリートがむき出しになっている状態の物件です。
居抜きのように元の内装が無いことから、理想としているデザインを0から再現することができます。
物件の数も居抜きと比較すると多い傾向があるため、希望している地域で見つけやすいというメリットもあります。

費用を優先する場合は「居抜き物件」、デザイン性を優先する場合は「スケルトン物件」での開業を検討すると良いでしょう。

3.内装のデザイン・レイアウトを考える

開業する物件が見つかったあとは、どのような内装にするのかを考えておきましょう。
居抜き物件で開業する際も、デザイン性を変えるために内装工事を実施することがあります。

ネットカフェ・漫画喫茶の内装デザイン・レイアウトを考える際には、下記の3点を押さえましょう。

  • 3-1.個室を設けるか検討しよう
  • 3-2.営業スタイルに合わせた内装を意識する
  • 3-3.落ち着けるような色合いを心がける

3-1.個室を設けるか検討しよう

ネットカフェの内装デザインを決める際には、個室を設けるのかを最初に検討することがポイントです。
近年、個室が設けられているネットカフェが増えており、それを基準として利用する顧客も少なくありません。
個室を設けることによって客足の増加は見込めますが、店舗の面積を充分に設ける必要があります。

個室を設けたいと考えている場合は、それに見合う広さの物件を確保しておきましょう。

3-2.営業スタイルに合わせた内装を意識する

ネットカフェに訪れる方の目的は、読書やネットサーフィンだけではありません。
ダーツやビリヤードを設置してある店舗の場合、アミューズメント施設としての利用を目的とする方もいるでしょう。
24時間営業のネットカフェは、宿泊施設として利用するケースも見られます。
ネットカフェの内装工事をする際には、それらの営業スタイルに合わせて工事内容を決めることが大切です。

例として、24時間のネットカフェを営業する場合、シャワーブースを設けることで顧客のニーズを満たせるでしょう。
ダーツやビリヤードのエリアは、高級感のあるデザインにすることで一体感を持たせることができます。

3-3.落ち着けるような色合いを心がける

ネットカフェの内装デザインは、落ち着ける空間を造ることを第一優先に考えましょう。
いつまででも居たいと思えるようなネットカフェを実現できれば、利用者の増加を見込めます。
落ち着ける内装にするポイントは、店内の配色に気を配ることです。

たとえば、ベージュなどのアースカラーは、自然を感じるため落ちついた雰囲気を造ることができます。
間接照明を取り入れることも、居心地の良い空間を作るためのテクニックです。

4.内装工事を業者に依頼しよう

内装のデザインが決まった後は、専門業者への工事依頼に進みます。
予算や開業する物件、希望するデザインをもとに、内装工事会社を探しましょう。

内装工事を依頼する際のポイントは、複数の業者から見積を取ることです。

見積もり書が複数あった場合は、工事費用が適切であるのかを比較して判断することができます。
複数の業者とやり取りすることによって、自身と相性の良い業者に出会える確率も高まります。
開業希望する時期が近かったとしても、相手のスケジュールを把握できるため、最短で工事できる業者を見つけることも可能です。

内装工事をする際には、2~3社程度から見積もりを取り、比較した上でどこに依頼するのかを決めましょう。

まとめ

ネットカフェ・漫画喫茶の内装工事は、以下の流れで進めていきます。

  1. 必要な資金を確保する
  2. 物件を見つける
  3. 内装のデザインを決める
  4. 工事を依頼する業者を見つける

また、内装工事を依頼する業者が決まっていない方は、内装広場までお気軽にご相談ください。
お客様の希望をもとに、豊富な実績を持つ業者を最大3社までご紹介します。

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