オフィス家具メーカーの特長を紹介!製品特長と参考価格を徹底解説!
更新日:2024.01.23
国内には多くのオフィス家具メーカーが存在しますが、どのようなメーカーがあるのか詳しくはよく分からないですよね。
オフィスを新設する時に、家具をどこのメーカーの製品で揃えるのが良いのかを検討できるように、メーカーの特長とどのような家具を販売しているのかを紹介します。
オフィス家具メーカーといえば、コクヨ、イトーキ、オカムラ、ウチダなどが有名です。
他にも、優秀な製品をたくさん販売しているところもあるので、出来るだけ多くのメーカーを紹介します。
この記事では、オフィス家具メーカーの特長や違いなどを製品の特長も紹介しながら価格の目安も含めて徹底解説します。
オフィス家具メーカーの紹介
オフィス家具を販売しているメーカーは数多くありますが、それぞれどのような特長があり
独自の製品を販売しているのか詳しく解説していきます。
そこで、オフィス家具を販売しているメーカーの中でも有名な6社のメーカーをご紹介します。
コクヨ株式会社
メーカーの特長
コクヨといえば誰でも知っているCampusノートで有名な文具メーカーですが、オフィスの家具も販売にも力を入れています。
コクヨの特長としては、オフィスデザインを通して働き方改革まで提案しているところです。
オフィス家具の提案もさることながらオフィス設立段階から、コストシュミレーションやレイアウト設計、運用からメンテナンスまでトータルで働く環境の計画プロセスを提案してくれます。
また、コクヨのオフィスデザインは、官公庁や公共施設、文化施設などに納入実績があります。
特に美術館や博物館への実績があり、あべのハルカス美術館や東京国立博物館にも納入しています。
メーカーの製品特長
標準的なスタンダードな製品から、機能的で高品質な製品まで、バリエーションが豊富です。
オフィスチェアーは、2万円程度の標準的なチェアから役員が使用する15万円以上するチェアまで価格のラインアップも取り揃えてあります。
スタンダードで安価なElua、picora、EAZAがあり、高性能なチェアINSPINEまで予算に合わせて選べます。
個人に合わせた調整機能を備え長時間執務に適したチェアや、座面も傾斜するロッキングで自由に姿勢を変えられる機能など快適なワークスタイルにこだわった製品が多くあります。
他には、標準的な単体デスクがメーカー標準価格で7万円程度からあり、リーズナブルな価格帯から高品質な製品まで選択肢が広く選びやすいラインアップです。
大手メーカーならではの高性能でバリエーション豊富な品揃えが魅力です。
ブランド力があり信頼できるメーカーなので、どの製品でも安心して購入できるでしょう。
株式会社イトーキ
メーカーの特長
イトーキは、明治23年に大阪で創業した歴史ある老舗メーカーです。
ステープラー(ホチキス)などの事務用品の販売から始まり、現在では、ロッカーや耐火金庫などのセキュリティー家具に力を入れています。
地震災害にも強い耐震性のあるオフィス機器や家具を提供し、アメリカのオフィス家具メーカーであるハーマンミラーやノールとの業務提携も行っています。
また、公共施設である図書館や病院などに納入実績も多く、近年のワークスタイルの変化にも積極的に対応しているといった特長があります。
その他イトーキの先進性は、さまざまな分野においてオフィス家具を通したイノベーションを追求しています。
メーカーの製品特長
デスクを区切るパネルが注目の製品で、ブースやパネルをセレクトできるシンプルで柔らかい印象のパネルデザインがあります。
働き方も人それぞれというコンセプトから、1人用のデスクも天板の高さを変えられるデスクやスタンディングデスクなど作業効率を考えて選べるような製品も揃っています。
ワークパフォーマンスを最大限に高めるチェアもバリエーションがあり、メーカー標準価格は、スタンダードで7万円程度から10万円以上のチェアもあります。
120年以上の歴史を誇るメーカーなので信頼性もあり、健康を意識したオフィス家具が魅力です。
オカムラ
メーカーの特長
オカムラは、岡村製作所としてオフィス家具や店舗の什器を主力に、金属加工を生かしたスチール家具を輸出して業績を伸ばした企業です。
自動車製造からキャリアスタートさせたオカムラは、最新の先進技術と熟練した職人の手作業による製造を軸にしたオフィス家具を製作しているメーカーでもあります。
オフィス家具と店舗用什器では、コクヨとイトーキを抑え国内シェアトップで世界的にも認められています。
伝統的にデザイン性が高い製品を製造し、海外メーカーのチェアに対抗した機能性の高いチェアを製造している特長があります。
メーカーの製品特長
エルゴノミクスから生まれた低座・後傾というワーキングポジションを実現したクルーズ&アトラスが注目されています。
PCワーク時の姿勢に着目し身体負荷を軽減することで、長時間の快適性能と集中力をキープすることができます。
天板の高さや角度を調整出来るデスクと低い着座で、身体を支えるチェアはPC環境を変えるデスク&チェアです。
メーカーの標準価格はデスクとチェアで30万円程度です。
参考価格としては、標準チェアで7万円〜10万円以上、単体デスクで10万円程度からあります。
長年の物作りのプロとして、職人技が素晴らしい製品が魅力です。
ウチダ
メーカーの特長
内田洋行は、元々計算機などの販売をしていた情報機器商社としての側面を持ち、学校の家具納入に力を入れていました。
その効率化や知的生産性アップのノウハウを今も強みとして持っています。
また、情報システム、教育システム、オフィスの分野から構築されている企業でもあります。
オフィスの分野では、オフィス家具の単体の販売だけではなく空間作りを提供するという理念からオフィス家具をはじめ、建物自体の情報管理を取り扱っています。
情報機器の導入などによるオフィス環境の構築を、ビル全体にまで広げビルの総合管理まで行っていることが特長です。
メーカーの製品特長
内田洋行の特長のひとつであるセキュリティ製品の中でも、ICカード対応の収納システム、セキュレージNSが注目です。
そのセキュリティレベルは高く、ICカードのみによる認証、暗証番号のみの認証、両方の併用による認証、管理者の認証も必要など多彩なセキュリティと運用を選択できます。
多くのシステムでは、管理者は1名ですが不在の場合解錠の操作ができません。
セキュレージNSは、複数の管理者を設定できるので、問題なく大変便利で運用しやすいシステムです。
また、一般の使用者が収納庫を使用できない時間帯を設定することで、土日の休日や深夜の解錠をストップすることができます。
ICTなど情報機器のオフィス環境への導入が目覚ましいメーカーです。
プラス
メーカーの特長
プラス株式会社は、1948年東京で事務用品の卸を営んでいた今泉商店と鈴木商店が合併し設立した千代田文具株式会社が、1959年に社名変更した時が始まりです。
文具・事務用品の卸から自社工場を持つ本格的なメーカーで、業界の習慣や取扱商品の範囲にこだわらない独自の流通サービスを発明しました。
オフィス家具から文房具までオフィスシーンに関わる多彩な商品を取り扱っています。
メーカーの製品特長
製品のバリエーションとしては、オフィスデスク、チェア、ミーティングデスク、収納家具、ソファやパーテーションまで幅広いラインアップがあります。
代表的な商品として、オフィスチェアのジロフレックス、フリーアドレスデスクのSTAGEO FREE、コンセプト型のデスクシリーズpixtaなど、いずれも機能的でデザイン性の高い商品を多数取り揃えています。
参考価格は、最も標準的なチェアでメーカー標準価格で7万円程度からあります。
ライオン事務器
メーカーの特長
ライオン事務器は、1792年創業で創業200年以上になる国内屈指の老舗のオフィス家具メーカーです。
オフィス家具に関しては、デスク、チェア、キャビネットなどさまざまな商品を、豊富な設計ノウハウと人間工学に基づいた技術力を駆使して開発に力を入れています。
メーカーの製品特長
2005年には、世界初のショルダーサポート機構を採用したオフィスチェアi-Beetleを発表するなど、ユーザーのニーズに合った製品をより高い技術力で製作販売しています。
オフィスシステムは、スタンダードなオフィス家具から、開放的な4本脚デザインのフリーアドレスデスクの製品も豊富なカラーバリエーションによりオフィスのイメージに合わせて選べます。
また、パーテーションやプレゼンテーション機器も豊富に揃っています。
人間工学に基づいたチェアの開発も魅力で高性能な製品のひとつです。
オフィス家具メーカーの違いを紹介!
オフィス家具の各メーカーの違いを上記の解説をもとに、それぞれ表にしています。
オフィスに合った製品はどこのメーカーなのか比較の参考に活用しましょう。
オフィス家具各社の特長比較
オフィス家具メーカー | 特長 |
コクヨ株式会社 | 働く環境の計画プロセスまで提案する |
株式会社イトーキ | 健康を意識したオフィス家具が魅力 |
オカムラ(岡村製作所) | 先進技術と職人の手作業による製造が魅力 |
ウチダ(内田洋行) | 情報機器の導入でセキュリティ強化が可能 |
プラス | オフィスシーンに関わる多様な商品が豊富 |
ライオン事務器 | 人間工学に基づき技術開発が進んでいる |
各メーカー共に、それぞれの特長がありオフィス家具のラインアップも揃っています。
まとめ
オフィス家具のメーカーについて各社の特長と製品を解説してきました。
オフィス家具の選択は、働くスタッフのモチベーションに関わる重要な作業です。
企業イメージやコンセプトに合った家具を選ぶことも大切ですが、働きやすい環境を作るには、使いやすく疲れない家具でなければなりません。
仕事の生産効率を考慮し、スタッフが働きやすいオフィス家具を選ぶことが大切です。
働く人達のために、どのメーカーの製品がオフィスに適しているかを検討し選択することが重要です。