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夢の店舗開業実現へ!コストからおしゃれなデザインにするまでの秘密教えます!

更新日:2024.02.29

こだわりぬけて自分の好きなことに携われる、そんな自分のお店の開業に憧れる人は多いですよね。

 

でも、実際にいくらかかるのか、内装デザインはどうすればいいのか、そもそもどこから始めればいいのか、分からないことだらけかと思います。

そんな方のために、この記事では店舗開業に必要な費用や、おしゃれな内装を作るポイント、資金の調達方法など、知っておきたい基本情報をわかりやすく教えます。

 

コンセプトの決め方から、色の選び方、素材の選び方、そして照明計画の立て方まで参考にご覧いただけますと幸いです。

 

知っておきたい内装を考える前のポイント

 

おしゃれな内装にするメリット

おしゃれな内装にすることで、初めてのお客さんでも来やすい環境を作ることができます。デザインで他店舗との差別化を図り、ターゲット層への集客の向上が見込めるほか、顧客満足度の向上も見込めます。また、対お客さんの効果だけでなく、働いている従業員もモチベーションを高めて働くことができるため、離職率の低下につながるという効果まであります。

 

店舗をおしゃれな内装にするポイント

おしゃれな内装の店舗を作ろう!と意気込む前に、いくつかポイントを抑えておくようにしましょう。

 

・非日常感の演出

・インテリアへのこだわり

・SNS映えを狙える場所がある

・トイレにまでこだわる

・コンセプトを決める

 

非日常感の演出

おしゃれな内装にするにあたって、重要なのが非日常感・特別感の演出です。普段の生活で見ている景色に対してはあまりおしゃれとは感じられませんよね。「このお店、おしゃれだな」と感じさせるためには非日常感の演出が重要な鍵となります。

これには、独特なデザインの家具を使ったり、壁や床に特殊な素材やパターンを取り入れるなど、特別感乃至、日常生活の中で見かけないようなものを使うことがポイントとなります。

 

インテリアへのこだわり

インテリア選びは、店舗の「顔」とも言える重要な要素です。選ぶインテリア一つ一つにこだわり、コンセプトに合ったものを選ぶことで、空間に統一感と個性を持たせることができます。機能性だけでなく、デザイン性、そして時にはアート作品のような来た人の印象に残るようなインテリアを取り入れることで話題性にも期待できます。

 

SNS映えを狙える場所がある

昨今、SNSの影響力は非常に大きいため、店内に「フォトスポット」になるような場所を作ることは非常に効果的です。特に若年層世代をターゲットにしている場合には注力するようにしましょう。

店内の一部だけでも写真撮影を誘導できるような映える内装デザインにすることを心がけると良いです。壁面アートやおしゃれな鏡の設置などが有効です。

 

トイレにまでこだわる

店舗内のトイレも大切な空間です。清潔感はもちろん、トイレにもこだわりを持ってデザインすることで、お客様に対する細やかな配慮を感じてもらえます。特に女性のお客さんはトイレを見ていることが多いため、女性をターゲットとした店舗の場合には清潔感だけでなく、おしゃれさも取り入れられるといいかもしれません。

見えない部分と思われがちですが、トイレを快適且つ、少しでも特別な空間にすることで、お店全体の印象をより良いものにすることができます。

 

・コンセプトを決める

どんな店であれ、店舗開業においてのコンセプトの決定は言わば中核の部分となるような欠かせない重要事項です。他社との差別化を図り、自分にしか出せない魅力や価値を伝えていくという点でも開業前の内装を決める段階からコンセプトは固めておくようにしましょう。しっかりとしたコンセプトを持つことで、集客やファンの獲得がしやすくなります。また、統一感のある店内装や商品展開も可能になり、ブランドイメージを強化できます。

 

コンセプトを決める

 

コンセプトを決め方

先ほど店舗の開業の際にはコンセプトの設定が重要とお話しました。とはいえコンセプトの決め方がいまいちよくわからないという方も多いでしょう。ここではどんなお店にでも使えるコンセプトの決め方、「5W2H法」をご紹介いたします。


W … Who (誰に)

ターゲット層を定めることは、店舗の成功に直結します。立地や周辺環境を考慮して、どの層にサービスを提供するかを決めます。ターゲットに応じて立地を選ぶことも一つの戦略です。

 

W … Where (どこで)

立地は店舗運営の重要な要素です。人通りが多い場所は競争が激しく、賃料も高い傾向にあるため、コストを考慮する必要があります。一方で、隠れ家的な店舗を目指す場合は、郊外など人通りが少ない場所を選ぶのも良い戦略です。

 

W … Why (なぜ)

店舗を開業する理由を明確にすることで、顧客に提供したい価値や体験を考えるきっかけになります。自身の情熱や目的を基に、顧客が訪れたいと思う理由を作り出します。

 

W … When (いつ)

営業時間はターゲット層によって最適なものが異なります。例えば、家族連れをターゲットにした場合には土日の昼間が狙い目です。ターゲットに合わせて営業時間を決めましょう。

 

W … What (何を)

提供するサービスや商品は、店舗のコンセプトやターゲット層に合わせて選びます。内装と同じくらい、売り物自体が店舗の魅力を決める要素です。

 

H … How (どのように)

店舗の運営方法は、ターゲット層に合わせた戦略が求められます。物販系であれば店頭販売・ネット販売、飲食店であれば店内飲食・テイクアウトのように昨今では形も様々となっています。どういった形態で運営していきたいかを考慮したうえでコンセプト作りに生かしましょう。

 

上記に沿う形で考えることで何を理想として開業しているのかという自分の思考の整理にもつながります。他者にコンセプトを伝えるにはまず自分がきちんと理解していなければ始まりません。一度ここではっきりと整理しておきましょう。

 

インテリアの選び方

 

色の選び方

お店のコンセプトカラーともなり、重要な色選び。内装において色を選ぶときは、選んだ色が顧客にどんな気持ちを引き起こすかを考えることが大切です。色には心理的な効果を生むことがあり、例えば青色は心を落ち着かせる効果があり、赤色はエネルギーを与えたり、食欲を刺激するなどの効果があります。そのため、お店でどんな雰囲気を作りたいか、もしくはどんなターゲット層にするかによって色を選ぶと良いでしょう。

 

ターゲットによっても色の好みが違うため、ここでは年齢、性別のターゲット別で色の好みについてご紹介いたします。

 

家族連れや小さいお子さんをターゲットにした場合:

小さいお子さんははっきりとした色を好む傾向にあります。

彩度の高く、明るい赤や黄色のような元気になる色が良いでしょう。

 

20-30代男性をターゲットにした場合:

暖色は中世的なイメージになりがちですが、寒色系やくすんだ色合いが「男性的イメージ」をもたらします。明度の低い色が落ちついた色で好まれがちです。

 

20-30代女性をターゲットにした場合:

小さいころと比較して落ち着いた色を好むようになってくる年代です。

スモーキーな色やパステルカラーのような彩度、明度の高すぎない色を選ぶと良いでしょう。

 

40-50代男性をターゲットにした場合:

20-30代と変わらず、落ち着いた色のくすみカラーが良いでしょう。アクセントとして彩度の高い色を入れるのもまたおすすめです。

 

40-50代女性をターゲットにした場合:

スモークカラーや彩度の低い落ちついた色が好まれるようになります。高級感のあるシックな色が良いでしょう。

 

60代以降男女をターゲットにした場合:

40-50代と変わらず、落ち着いた色が好まれます。派手すぎない色を心がけるようにしましょう。

 

色使いの方法は様々ではありますが、あまりたくさんの色を使うとごちゃごちゃして見えてしまうので、カラーバランスとしては2〜3色に絞って使うのがポイントです。

色のバランスとして室内は3色までで構成するのがバランスよく、おしゃれに演出することができます。

 

ベースカラー 70% 床・壁・天井 白・茶・黒など
メインカラー 25% テーブル・ソファー・収納家具・カーテン・ラグなど グレー・ベージュ・茶など
アクセントカラー 5% クッション・小物・観葉植物など 赤・青・黄・緑などのはっきりした色

 

ベースカラーとなる70パーセントの部分は床や壁、天井に使用し、飽きの来ないシンプルな色をチョイスするようにしましょう。

メインカラーの25%はカーテンやソファー、家具といったインテリアの部分を指します。ここにはコンセプトに見合った色を持ってくるようにすると印象付きやすくなります。

5%と少ない割合のアクセントカラーはクッションや小物などに使うようにすると良いです。ベースカラーとの対比になり部屋の印象がぐっと締まります。

 

素材を重視する


店舗をデザインする際、素材の選び方は大切です。素材によって店舗の雰囲気は大きく変わります。以下に、素材ごとの特性と、それぞれがもたらす空間の印象について詳しく解説します。

 

レザー素材
レザー素材は、その耐久性、豊かな質感、そして時間が経つにつれて現れる独特の風合いから、高級感と洗練された雰囲気を店舗デザインにもたらします。

レザーを選ぶ際の大きな魅力は、使い込むほどに表面に味わいが増し、独自のエイジング(経年変化)を楽しむことができる点にあります。この経年変化は、レザー特有の特性であり、同じ素材を使っても時間と共にそれぞれ異なる表情を見せるため、ちょっとした個性を加えることもできるのがポイントです。このような特性から、レストランの椅子、カフェのソファ、ショップの試着室など、直接肌で素材を感じられる場所に設置するのが良いでしょう。

また、色も豊富なのが特徴です。ナチュラルな茶色から深みのあるブラック、さらには鮮やかな色彩まで、店舗のテーマやデザインに合わせて選ぶことができます。

耐久性に優れていることも、レザーが店舗用の家具に適している理由の1つです。頻繁に使用される環境であっても、適切な手入れとメンテナンスを行うことで、長期間にわたって傷むことなく保つことができます。

しかし、レザーは適切なケアを怠ると早期に劣化する可能性もあるため、定期的な清掃と保湿が重要となるため注意が必要です。

 

自然素材(木材、竹)

自然素材を店舗デザインに取り入れることは、訪れる人々に対して温かみと安らぎを提供すると同時に、環境への配慮を示す方法としても価値があります。石、木材、竹などの素材は、見た目にも心にも穏やかな印象を与えることができます。

木材は、その暖かな色合いと木目を通して、空間に温かみを加えることができます。店舗の床、壁面、家具に木材を使用することで、リラックスした雰囲気を生み出すことが見込めます。カフェやレストラン、小売店といった幅広い業種の店舗デザインに適しており、自然と調和するような空間を演出したい場合に使うのが良いでしょう。

 

竹は、その再生能力の高さから持続可能な素材としても注目されています。軽やかで洗練された見た目の竹は、空間にモダンな印象を与えることができます。インテリア小物、家具、壁面の装飾材料として竹を使用することにより、特にアジアンテイストやナチュラルスタイルにしたいと考えている場合に、雰囲気を出すことができます。

石は、その自然な美しさを通じて、空間に落ち着きと高級感をもたらします。床材やカウンター、壁面に石を使用することで、空間に独特の質感と落ち着きを加えることが可能です。高級レストラン、ショップなど、高級志向の店舗デザインには、石の使用がよいでしょう。

自然素材を用いた店舗デザインは、環境への配慮というメッセージも同時に伝えることが可能になります。

 

ガラス素材
ガラス素材を店舗デザインに取り入れることは、その明るさと開放感によって、心地良い空間を提供します。ガラスの透明性は、自然光を内部に取り入れ、空間を明るくし、視界を広げることで、小さな店舗でも広々とした感覚を演出することができます。ガラスは店舗をより大きく、より開放的に見せるのに役立つだけでなく、モダンで洗練された雰囲気を加えることもできます。

ガラス素材は、その用途の多様性も注目すべき点です。店舗においてガラスは様々な形で利用することができます。透明、半透明、着色、テクスチャードなど、多彩な仕上げが可能なため、店舗のデザインコンセプトやブランドイメージに合わせて、独自のガラスデザインを創出することができます。

しかし、ガラス素材を使用する際には、プライバシーや遮光性、断熱性などの機能性も考慮する必要があります。使用場所によってはスマートガラスの利用などを検討するようにしましょう。

 

アイアン(鉄製の素材)
アイアン素材を店舗デザインに取り入れることは、空間に独特の個性とモダンな雰囲気をもたらします。アイアン、すなわち鉄製の素材は、その強度と耐久性に優れ、多様な形状やデザインに加工することが可能です。この素材の利用は、店舗を際立たせるだけでなく、インダストリアルデザインの要素を取り入れることで、スタイリッシュで都会的な印象を与えることができます。

アイアン素材の魅力の一つは、その質感と色合いにあります。アイアンを黒やグレーなどの色で塗装することで、モダンで洗練された雰囲気を演出することも可能です。アイアン素材の特性を生かすことによって店舗内装に独特の個性を加えることができます。

アイアン素材のもう一つの利点は、その柔軟性にあります。アイアンは加工が簡単で、様々な形状やサイズに成形することができるため、ユニークな家具や装飾品が多いです。

しかし、アイアン素材を使用する際には、メンテナンスの側面も考慮する必要があります。特に、錆びを防ぐための適切な処理や定期的な保護塗装が必要となります。適切なケアを施すことで、アイアン素材は長期にわたってその美しさと機能性を保つことができます。

インダストリアルからモダンまで、幅広いスタイルに対応するこの素材は、店舗を特別な場所に変えるための鍵となるでしょう。

 

照明計画を立てる

照明は、店舗の雰囲気を作る上でとても重要な役割を持っています。

例えば、柔らかい照明はリラックスできる空間を作り、青白い照明は集中できる雰囲気を演出します。照明計画を立てるときは、どのエリアをどのように照らすかを考え、目的に合わせた照明を選びましょう。まずは用途に応じて、一般照明、タスク照明、アクセント照明、ムード照明といった異なる照明の目的を定めます。したい店舗のコンセプトによって雰囲気に合わせた照明の種類を選ぶのでも良いでしょう。

 

たとえば、本屋では、読書に適した明るいタスク照明を使って、本の表紙や文字がはっきり見えるようにします。これにより、お客さんは本を探しやすくなり、快適に過ごせます。

一方で、ジュエリーショップでは、アクセント照明を使って、指輪やネックレスの輝きを強調します。特定のジュエリーにスポットライトを当てることで、その美しさを際立たせ、お客さんの注意を引きつけます。

また、カフェでは、ムード照明を利用して、温かみのある落ち着いた雰囲気を作り出します。柔らかい光はリラックスした空間を提供し、お客さんがくつろげるようにします。

これらの例からわかるように、照明は店舗の雰囲気を大きく左右します。照明計画をしっかりと立て、コンセプトに見合った層の雰囲気を作り出せるようにしましょう。

 

内装工事費費用

 

内装工事予算

店舗の業種にもよりますが、店舗の内装工事にかかる費用は、居抜き物件であれば坪単価20~40万。スケルトン物件40~70万が大体の相場です。

内装にこだわるとなれば、これ以上の費用が掛かってくる場合もあるため注意が必要です。

飲食店の場合は厨房設備費、美容院の場合はシャワーなどの水道設備費、アパレル系であればデザイン部分、オフィスであれば空調設備に主に費用が掛かってくるためどこにお金をかけるか予め配分を考えておくようにしましょう。

 

資金調達方法

こだわるポイントによってはさらに高額になりうる店舗の内装工事費。資金を用意するにしても一気にそんな大きな額を用意できない……とお困りの方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。ここではそんな時に使える資金の調達方法をいくつかご紹介いたします。

 

公庫

1つ目の資金調達先は公庫です。
公庫とは2008年に開設した、国が100%出資して運営している公的な金融機関です。

公庫は民間の金融機関と比較すると、融資の申請が通りやすいという特徴があります。

加えて、公庫の「新創業融資制度」を使用すれば、無担保かつ無保証で融資を受けることができます。
金利も低く返済期限も長いため、初めて開業を行う方にはオススメの金融機関です。

注意点として、民間の金融機関より審査は通りやすいとはいえ、必ずしも融資を受けられるわけではありません。
融資によって借り入れた資金は、必ず返済をする必要があります。
返済できる可能性が低いとみなされてしまうと、審査に落ちてしまうことも充分に考えられます。

融資を申請する際には、自身の信用性を高められるように努めていきましょう。
例えば、これまでの経験から物販店の開業に活かせる場所があれば、それをアピールすることで信頼性向上を図ることができます。
事業計画書に具体的な予測収益を記載すれば、貸したお金を返済できると信じてもらいやすくなります。

 

民間の金融機関

2つ目の資金調達先は、民間の銀行といった金融機関です。
大手の銀行であればさまざまな場所に支店が設けられているため、融資の相談などに訪れやすいというメリットがあります。
金利が固定されていないので、信頼性が高ければ公庫よりも金銭的負担を抑えられることもあるでしょう。

ただし、民間の金融機関では、創業者の信頼性が公庫よりも重要視されます。
初めての開業で融資を受けられる可能性はとても低いでしょう。

もし初めての開業で民間の金融機関から融資を受けたい場合は、「信用保証協会」に保証してもらうことをおすすめします。
信用保証協会とは、中小企業が融資を受ける際に、公的な保証人となって融資のサポートをしている機関です。
信用保証協会が保証人となることによって、融資を受けられる可能性を高めることができます。

 

補助金による支援を受ける

物販店・小売店の内装工事では、条件を満たすことで申請できる補助金があります。
補助金は融資と異なり返済義務が無いため、条件を満たしている場合は利用を検討してみましょう。
ただし、ほとんどの補助金は開業後でないと申請できません。
開業の予算は自身で設けておく必要があるため注意しましょう。

物販店・小売店の内装工事で申請できる補助金は、主に以下の3つがあります。

 

事業再構築補助金

業務改善補助金

小規模事業者持続化補助金

 

事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、事業再編を図る中小企業を支援するための補助金です。
他業種から小売業を始める場合や、小売業者がコロナ禍によって新たな事業を始めるときなどは申請することができます。
たとえば、小売店がコロナによって減少した利益を取り戻すために、オンライン販売を始める際などは当てはまるでしょう。

また、補助金額は従業員数と申請枠によって異なります。
従業員数が20名以下の中小企業が通常枠で申請した場合、100~2000万円の支援を受けることができます。

参考:中小企業庁 事業再構築補助金

 

業務改善補助金

業務改善補助金とは、中小企業・小規模事業者の業務効率化をサポートしている補助金です。
効率化を進めることによって、従業員の最低賃金を引き上げることを目的としています。
補助対象は、人材育成にかかるコンサルタント費や、効率化を目的としたレジシステムの導入費が挙げられます。
効率化に関わる要素であれば、内装工事でも申請することができるでしょう。

上限額は引き上げた賃金と従業員数によって異なり、30~600万円まで幅があります。

参考:厚生労働省 業務改善助成金:中小企業・小規模事業者の生産性向上のための取組を支援

 

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者の生産性向上・販路開拓を支援するために設けられた補助金です。
申請時には、経営の見直し及び持続できる経営計画の作成を行う必要があります。
物販店や小売店の場合、従業員数が5名以下であれば小規模事業者に該当します。

枠によって上限額は異なり、通常枠では50万円まで支援を受けることが可能です。

参考:日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金

 

内装工事費を少しでも抑える方法

 

資金調達ができるとしてもなるべく費用は抑えたいところですよね。ここでは費用を抑えられる案のご紹介をさせていただきます。

 

商業施設のテナント物件を選択する

商業施設のテナントの物件であれば出入り口がいらないので、単純にそこの内装工事のコストをカットできます。

また、他の利点として下記のような点が挙げられます。

商業施設の多くは、駅前や駅近など人通りの多いところ。もしくはその商業施設に、知名度があるケースも多く、路面店に比べても、駅近をはじめとした「人が密集する立地」に店舗を構える難易度が低いです。

 

内装に関しても給水設備や電気設備、空調設備などが、すでに施設で導入されているケースがほとんど。

ただし、運営後にはテナントが入っている施設自体の集客力に依存しがち。

路面店と違い、客引きに使う外装がないので、内装のデザインでお客様の目に留まるかが集客に大きく影響する。

といった点に注意が必要になるので、商業施設のテナントを選択する際には、施設を訪れる客層や年齢層を入念に調べることが必要不可欠です。

 

打ちっぱなしコンクリートをそのまま活用する

スケルトン物件は壁や天井、床がコンクリート打ちっぱなしの状態なことは先程お伝えしました。

壁紙や塗装をあえてせずにそのまま状態を活かすことで、費用をおさえることができます。

また、コンクリートの打ちっぱなしはクールでスタイリッシュな印象になるのでデザイナーズ物件でもよく使われております。

さらに、コンクリートの壁や天井はいろいろな設備や什器との相性も良いので、内装空間のトータルコーディネートがしやすい点も魅力の1つです。

 

「どこにお金をかけるのか」を決める

内装にこだわるほど当然コストはかかりますが、限られた予算内で「どこにお金をかけるのか」を決めると、費用を抑えられます。

例えば、スケルトン物件を選び、コンクリート打ちっぱなしのデザインの採用でマテリアルのグレードを下げる。

 

家具に中古を取り入れる

壁や天井の塗装や床タイル、クロスの張替えなどの、仕上げレベルの工事であればD.I.Y.で行う

などです。D.I.Y.に関していえば大型のホームセンターで内装工事に必要なものは一通り揃ってしまう時代なので、それほど難しいことでもありません。

 

ただし、内装工事は建築基準法や消防法に則る必要があるので自分で行える範囲を必ず専門家に確認しましょう。

 

 

内装工事での注意点

 

工期の確認

「この時期もしくは日時までには必ずオープンさせたい」という方であれば尚更でしょう。

スケルトン物件の内装工事には、一般的に1〜2ヶ月を要します。工事前の打ち合わせなどにも時間がかかるので、余裕を持った開業計画をプランニングする必要があります。

一方、居抜き物件であれば業者や坪数にもよりますが、その期間は1~2週間ほどです。スケルトン物件を内装工事するよりも工期を大幅に短縮できます。

 

相見積もりを取る

相見積とは、複数社に同時に提案・見積の検討依頼を出し、提出してもらうことを言います。

相見積を取ることによって、業者間に競争原理を働かせることができ、費用の低減効果を得ることができるのです。

また、複数社からの見積書を受け取ることができるので、見積の内容を比較することができます。


1社の見積書だけを見てもなかなか各項目の費用が妥当なのか判断することは難しいですが、複数社の見積書を見比べることで妥当性を確認することができます。

これにより、見積相場の透明性を担保することができるので、安心ですよね。

提案内容と見積を照らし合わせて、
「このデザインにすればこの項目の費用を抑えらえるのかな」
というような考察もできるようになるのも大きな魅力です。

『内装広場』では実績ある会社の中から最大3社の提案と見積が届きます。
3社から相見積を取ることでより正確な比較検討を行い、魅力的な提案を選ぶことが可能です。

 

まとめ

 

ここまで内装の観点から店舗開業のコツについてお話してまいりました。

 

店舗を作る際には、どこか非日常性を感じるようなそんなおしゃれで人を引き付ける内装だと良いでしょう。若年層に向けた店舗の場合には、SNSで人気になれるような場所作りが大切です。

 

内装には、費用を抑えつつ、自分たちのスタイルを反映させる工夫が必要です。

コンセプトをしっかりと固めたうえで、自分にしか作れない素敵なお店を作っていきましょう。

 

また、内装工事を依頼する業者が決まっていない方は、内装広場までお気軽にご相談ください。
お客様のご希望をもとに、豊富な実績を持つ内装工事業者を最大3社までご紹介いたします。