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ファストフード店の内装工事について解説! デザインのポイントは?

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全国に30,000店以上もあるといわれているファストフード店は、全国展開するチェーン店だけでなく、個性豊かな個人店も数を増やしています。

ファストフード店の共通点は、ブランディングに優れ、お店のデザインを見ただけで簡単に商品を連想できることです。主力商品を絞ることで、ブランディングを高めるだけでなく、作業効率の向上に繋げていることもポイントです。

この記事ではファストフード店の開業に必要な費用、物件選びやデザインのポイントを解説いたします。

【目次】

1.ファストフード店開業に必要な費用の把握

ファストフード店を開業するのに必要な費用は、内装工事費用と物件取得費用です。ここではそれぞれの費用の算出方法について解説いたします。

内装工事費用

ファストフード店の内装工事費用は1坪あたり30~50万円が一般的です。

ファストフード店の場合、1坪あたりの席数は2席、厨房面積は店舗面積の3割程度が想定されます。この場合、席数を50席とすると、店舗面積が約40坪、内装工事費用は約1,600万円です。

1坪あたりの席数や厨房面積の割合は、お店のコンセプトや商品によって異なります。ファストフード店は主力商品を絞るのが一般的なので、厨房面積は小さくてよいのが通常ですが、商品の種類が多い場合は大きな厨房が必要です。お店に合わせて条件を設定し、費用を算出してみてください。

物件取得費用

物件取得費用は家賃の8か月分程度が目安です。

物件取得費用には初月家賃・敷金・礼金・仲介手数料・保証金などが含まれます。家賃ベースで算定されることが多いため、開業する地域や店舗面積によって大きく異なるのがポイントです。

家賃はランニングコストにも直結するので、開業する地域の家賃相場を必ずリサーチしてから事業計画を立てるようにしましょう。

2.ファストフード店の物件選びのポイント

物件選びのポイントは立地と物件の種類です。物件の種類にはスケルトン物件と居抜き物件があります。ここではそれぞれのポイントについて解説いたします。

ファストフード店に向いている立地

人通りが多く、視認性のよい立地を選定することで、高い回転率及び売上を期待できます。

ファストフード店は客単価が低いケースが一般的で、高い回転率によって売上を上げるのが重要です。手軽さが魅力のファストフード店は、通行人が見込み客であるため、人通りが多く視認性のよい立地が優先されます。

さらに、主力商品のターゲット層によって街を選ぶのも重要なポイント。ファミリー向けなら住宅街、サラリーマン向けならオフィス街が最適です。

ターゲット層が多くいる街で、人通りが多く視認性のよい立地を選定することが、成功に繋がります。

デザインの自由度が高いスケルトン物件

デザインの自由度が高く、理想の形を追求できるのはスケルトン物件です。

スケルトン物件とは、内装が全くなく、コンクリートがむき出しの状態の物件です。何もない状態から設計・施工を行うので、自由にデザインできます。理想のデザインや厨房環境を追求するには最適な物件です。

一方で、何もない状態からスタートするため、費用が高くなり、工期が長くなる傾向があるのもスケルトン物件の特徴です。

費用を抑えるなら居抜き物件

できるだけ費用を抑えて開業したい場合は居抜き物件がおすすめです。

居抜き物件とは、内装や設備の一部が残された状態で賃貸に出されている物件です。残された内装や設備をうまく活用することで、費用を抑えられます。似たような形態の居抜き物件を見つけられれば大きな効果を期待できます。

残された内装や設備を活用することになるので、間取りや厨房環境に制限が生じることがデメリットです。

3.ファストフード店のデザインのポイント

ファストフード店は通行人が見込み客であるため、歩いている人の興味をひくデザインが売上の向上に繋がります。ここでは、コンセプトをアピールし、通行人の心をつかむデザインのポイントをご紹介いたします。

デザインによるブランディング

「あのデザインのお店では、あの味が楽しめる」という安心感に繋がるブランディングが重要です。

安定した品質を手軽に求められるのがファストフード店のメリット。インパクトの強いデザインの看板や店構えで商品を連想させ、安心感を与えるのがポイントです。

某ハンバーガーチェーンを思い浮かべてみてください。あの色とマークを見ただけですぐに商品の味が連想されます。チェーン店の場合は全国共通のデザインとすることでブランディングを高められます。少数店舗の場合は、主力商品のイメージを連想しやすく、記憶に残りやすいデザインを意識してみてください。

主力商品のイメージに繋がるブランディングに優れたデザインが、ファストフード店を成功させる重要なポイントです。

カラーコーディネート

カラーコディネートはブランディングだけでなく、人の感情・行動に作用する重要なポイントです。

ファストフード店をデザインする際には、コンセプトカラーを決めるのが大切です。コンセプトカラーは商品を連想させる重要なポイントであるためです。

しかし、お店のカラーコーディネートで期待できる効果はブランディングを高めることだけではありません。例えば、赤色は時間の経過を早く感じさせる効果があります。そのため、短時間でも十分に楽しめたと感じることができ、回転率を上げる効果が期待できたため、ファストフード店ではよく採用されてきました。ファストフード店でも落ち着いた雰囲気で楽しんでほしい場合は、木目調や寒色系のデザインを採用するケースも増えています。

4.内装工事業者の選定のポイント

内装工事業者は数多く存在し、その中からよい業者を選定するのが難しいのが実情です。ここではよい内装工事業者を選定するためのポイントを2つご紹介いたします。

相見積をとる

相見積をとることで費用の妥当性を確認できます。

相見積とは複数の業者から見積をとることで、複数の見積を比較できるので各項目の費用の妥当性を確認しやすくなります。

内装工事業者を選定するうえで最大の関心ごとは費用です。しかし、専門的な知識がない限りは見積書を見ても費用の妥当性の判断は難しいのが実情。複数社の見積を比較することで納得しながら内装工事業者の選定を行えます。

実績を見る

内装工事業者の実績を見ることでお店のイメージをしやすくなります。

ファストフード店を開業するにあたって、お店のデザインなどについてある程度のイメージを持っているかと思います。実績の中にイメージに近い物件があれば、より具体的にイメージすることができ、内装工事業者に対してしっかりと施工してもらえる安心感を持てます。

内装工事業者を選定する際には実績を紹介してもらってみてください。

まとめ

ファストフード店の開業は以下の流れで進めていきます。

1.必要な資金を確保する
2.物件を見つける
3.内装などのデザインを決める
4.工事を依頼する業者を決める

この記事で解説したポイントを踏まえ、ファストフード店の計画を進めてみてください。
また、内装工事を依頼する業者が決まっていない方は、内装広場までお気軽にご相談ください。
お客様のご希望をもとに、豊富な実績を持つ内装工事業者を最大3社までご紹介いたします。

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